Ahmet Hakanコラム:選挙の朝に・・・
2014年03月30日付 Hurriyet 紙

知性
常識
平和
自由
兄弟愛
良心
平安
笑顔
民主主義
友愛
スポーツマンシップ
正義

規制の開放
平穏
差別がないこと
平常化
安定

理解
友愛
寛容
対立のないこと
挑発のないこと

■黒人公民権運動活動家マルコム・Xの言葉

銃弾を使うのであれ、票を投じるのであれ、人はよく狙いを定めるべきだ。人間はよい判断をすべきだ。
誰もあなたに自由を与てはくれない。もしあなたが本当の人間であるなら、自分でそれを勝ち取りなさい。
自由を主張する者の抵抗力は、抑圧する者たちの力より強い。私たちは幼いころに学んだはずだ。欲しいものがあるならそれを声に出すとよい、と。
眠っている人々全員を起こすには、たったひとり目覚めた者がいればよい。
われわれに暴力を振るわない者に対して、こちらも暴力を振るうことはない。私は真実を求めている。誰が言ったかは重要ではない。私は公正さを追求する。誰のため、あるいは誰に対抗してということは重要ではない。
戦闘的な人々は私のことを穏健過ぎると言い、穏健派の人々は、戦闘的すぎると言うだろう。私は高等教育を受けていないし、いかなる分野の専門家でもない。しかし、誠実だ。誠実さこそが私の存在証明である。
平安を自由から切り離すことはできない。自由なくしては誰も平安のうちにいることはできないからだ。盲目的な愛国心のせいで、現実を直視できないようになってはいけない。

■YouTubeやTwitterについて

YouTubeやTwitterが規制されたところでブロックされたわけではない。規制がユーザーに適用されたのだ。
「対外的な面子」という言葉には私は嫌気がさす。対外的に何の関係あるのだろうか?重要なのは外国に対するトルコの面子ではなく、国内でYouTubeやTwitterを使用する自由が妨げられているということだ。
違法で、脱法で、根拠のない方法でこれらを規制するような人は、同様の方法で何でも規制するだろう。
欠かせない日課としてYouTubeやTwitterなどのサイトにログインしていた人々にとって、ある朝突然これらのサイトに入れなくなることは、理不尽な行為以外の何物でもない。これらのサイトのユーザーが、自分たちが侮辱されているのだと感じてしまうのも仕方のないことだ。

■詩人ナーズム・ヒクメトからの引用

祖国とは あなたがたの農地なら、金庫や小切手帳の中身なら、

祖国とは、砂利道で空腹で力つきることならば、
祖国とは、寒さで野良犬のように震え
夏は熱病に苦しみ、
あなたがたの工場で私たちが流した血を飲むことならば、

祖国とは、あなたがたのアーの爪であるならば、
小学校の教科書であるならば、
警棒であるならば
給与や月収であるならば、

祖国とは、米軍の基地であり、爆弾であり、
海軍であり、さらに銃弾であるならば、

祖国とは、腐敗した闇から解放されないものなのならば、
私は国家への反逆者だ

真っ黒く主張する3段組みの文字列で
書くがいい、ナーズム・ヒクメットは国家への反抗を今も続けている。

詩人 ナーズム・ヒクメト

■オンデル・アイタチ

オンデル・アイタチ記者が逮捕後、釈放された。外務省の盗聴事件を知っているような印象を惹起したという罪で。
彼は新聞記者が逮捕される度に「記者であるという理由で逮捕されることはなかった」という見出しを用いてきた人間の一人だ。そんな彼が「問題を取り上げた」という理由で逮捕されたことに触れねばなるまい。神の思し召しとはこのことに違いない。
しかし我々に課せられているのは次のことに違いない。

新聞記者が逮捕されたとき、「いいや、おまえの言い分に反して、彼らは新聞記者であるという理由で逮捕されたのだ」と叫んだように…今度は印象だけで逮捕された者のために、、「印象のみによる逮捕はありえない」と叫ぶのだ。

力に訴えるゲリラや乱暴なガンマンをリストに掲載し逮捕祭りになることを待ち望む無能な者や、ナチス・ドイツの「長いナイフの夜」事件を切望するようなみじめな者の、脅しや威嚇などに決してくじけないように。

■投票しよう

自由のために
民主主義のために
決定者になるために
権利者になるために
暮らしている地域のために
後悔しないために
声を上げる権利を得るために
投票しよう

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:33359 )