イスタンブル大正面門スルタン花押、87年ぶりに現れる
2014年04月05日付 Zaman紙


イスタンブル大学での壁の修復作業により始まった「歴史発見プロジェクト」は、門の改修工事と並行して続いた。昨年9月以降続く修復作業により、歴史的な門のオリジナルにあったアブドュルアズィズの花押が発見された。

イスタンブル大学はかつての名をダーリュルフュヌーンとし、トルコにおけるもっとも古い高等教育機関であるが、そのベヤズト・キャンパスにある歴史ある正門が修復された。およそ6か月の修復作業を経て、そのオリジナルに存在したスルタン・アブデュルアズィズの花押が発掘された。

正門にある「イスタンブル大学」の文字の前後には「T.C.」の文字(訳注:「トルコ共和国」の頭文字)と、大学の校章が付け加えられた。建造技術局によって振り分けられた予算により、アッカ建設が行ったイスタンブル大学の歴史的な門の修復・保護作業では、(門の)表面洗浄、石の修復、科学物質での補強、そして彫刻の装飾が行われた。門の前後にある花押は、オリジナルにあったものと同じように金箔がつけられた。修復作業では15人がチームを組み、門の上にあった碑銘には、代表的な書家たちの1人であるカドゥアスケル・ムスタファ・イッゼト・エフェンディやメフメド・シェフィク・ベイの署名が発見された。またこの作業に伴い、初めて花押の上に書家のアブドゥルフェッター・エフェンディのサインも発見された。門の北側、すなわち後ろ側には、新たな花押があることも確認された。門から下ろされた大理石の円形装飾は、学長室に飾られる予定だ。

■87年前に覆われる

イスタンブル大学の正門である壮大な門は、軍令門として建築された。かの有名な書家であるメフメド・シェフィク・ベイの、3つの部分からなる碑銘の表面に施された円形装飾にも、その時代のスルタンであったアブデュルアズィズの花押があったという。1927年にこのオスマン時代の碑銘表面の部分と花押が、大理石の板と円形装飾で覆われてしまった。1933年にダーリュルフュヌーンが閉鎖され、イスタンブル大学が設立されたことに伴い、碑銘には「イスタンブル大学」と、また碑文の上にあった大理石にはT.C.と刻まれた。1994年の地震の後、門では様々な修復が行われてきたが、これほど大規模な修復作業が行われたのは初めてのことである。




本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:木全朋恵)
(記事ID:33398)