マクドナルド、クリミアで閉店へ
2014年04月05日付 Milliyet 紙


クリミアが先月ロシアへ併合された後、クリミア半島における西洋文化の象徴たるマクドナルドが閉店した。

 アメリカのファストフードチェーンであるマクドナルドは、クリミアでの営業を「商品製造上の問題」を理由に停止した。同社による文書での発表では、クリミアで働く従業員には、ウクライナのいずれかのマクドナルドの店舗で働くためのオファーがなされることになるとされた。
発表では、「我々にはどうしようもない技術的な問題のため、クリミアの三大都市であるシンフェロポリ、セヴァストポリ、ヤルタでの支店を閉店する必要にせまられた。将来半島へ戻ることを願っている」と述べた。クリミアでのマクドナルドチェーンが、自主的にか、あるいはクリミア政府の圧力によってこのような決断に至ったのかについては、明らかにならなかった。マクドナルドはソビエト連邦へ進出した初のファストフードチェーンだった。1990年12月31日ミハイル・ゴルバチョフの特別許可によってモスクワの有名なプーシキン広場に開店した一号店の前には、レーニン廟をしのぐほどの長蛇の列が出来ていた。




本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:33406 )