アール市長選、再選挙へ
2014年04月08日付 Radikal 紙


アール市で6月1日に再投票が行われる。平和民主党(BDP)所属のサクク(市長)候補は、「(3月30日の選挙では、)1万2千人のアール市民が投票しなかった。かれらも今回は投票に行くだろう」と述べた。

アール市では、3月30日に実施された選挙が無効となり、6月1日に再投票することが決まった後、公正発展党(AKP)と平和民主党(BDP)から相互応酬の厳しい声明が届いた。BDP所属のスール・サクク市長候補は、「投票所毎に異議を唱えた、14回…。彼らが異議を唱えた投票箱が数えられた。最終的には、票全体を数えることになった。196の投票箱(の票)が数えられ始めた。24番目の投票箱を数え終えたとき、123票差でリードしていた」と述べた。AKP関係者は「(数え直しは)14回ではなく、一回だけだ」といい、さらに「問題」だと主張し、「[当初]10票差で数え終わり、6票差で私たちがリードしていた」との声明を出した。

■AKPはBDPを非難

ムスタファ・アタシュAKP選挙調整センター長は、最初の集計結果によればBDPがリードしていたにもかかわらず、再び票を数え始めたところ、その差が縮まり始めたと話した。同センター長は、「集計で問題があったことが明らかになったので、選挙委員会は再投票の実施を決定した。集計では、制限のために投票できなかった者たちも投票したことがわかった。また、6つの引き裂かれた票袋が出てきた。これらの袋で無所属候補への4票が出てきたようにみえるが、集計をみればこれらの票は数えられていない」と述べた。

サクク市長候補は、「私たちが勝利した選挙を認めないよう、彼らは手を尽くした。しかし、私たちは6月1日、彼らに民主主義というものを教えるでしょう。私たちは前回以上の票差で勝利するだろう。彼らは選挙を延期することにしたことに後悔することになる」と語った。そして、今回の選挙で投票に来なかった1万2千人のアール市民へ(選挙への)参加を呼びかけて、「皆さんは、3月30日に市外にいたため投票できなかった人びとが投票のため戻ることを目にすることになるだろう。トルコ各地で仕事をしている数千人のアール市民がいます。市外にいるため投票できなかった市民の大部分が6月1日の選挙のために戻ってくると信じています。なぜなら、選挙を不正に我々の手から得ようとしていることが人びと(アール市民)の尊厳を侵害したからです」と述べた。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:33421 )