平和民主党、人民民主党へ合流か?
2014年04月10日付 Radikal 紙


地方選挙において、アフメト・チュルク候補(無所属)が勝利したマルディン広域市市長戦を含め、10県55郡で合計103の首長職を勝ち取ったBDP(平和民主党)は、党会議プロセスに入った。
ギュルタイ・クシャナク共同党首がディヤルバクル広域市市長に選ばれ、もう一人の共同党首セラハッティン・デミルタシュ氏が党内不和を理由として党首の座から降りる様子を見せていることで「新しい共同党首はだれになるのか」という問題が出てきた。BDP内部によると「辞職」の動きを見せているにもかかわらず、デミルタシュ氏が同じ役職をHDP(人民民主党)においても続けるべきだと言われている。デミルタシュ氏がHDP党首の役職を固辞した場合、アフメト・テュルク氏の辞任によって空席となった民主社会会議(DTK)の共同党首になるだろうと言われている。
デミルタシュ氏の周りで続いている「新共同党首」の議論が、今週末予想されているBDP-HDP合同代表団のイムラル島への訪問においても議題に上る可能性があり、イムラルとカンディルが、誰がBDPとHDPの新共同党首になるのかについて「枠組み」となる見解を出すだろうと言われている。デミルタシュ氏の名が有力候補であるこの議論は、地方選挙の前に決められた日程に沿って行われている。

これよると、来週以降BDP議員は「母政党」と位置づけられるHDPに移籍する。遅くとも5月に行われる合同会議において、BDP-HDPの統一が確認されることになっていた。HDP傘下にあるほかの党のようにBDPも存続し続けるが、トルコ大国民議会においてはHDPとして活動を続ける。

■BDP代表団カンディルを訪問

BDP会派副代表であるペルヴィン・ブルダン、イドリス・バルケン両氏がKCK関係者とともにカンディルを訪問したことが明らかにされた。ジェマル・ジョシュクンBDPアルビル県代表がアナトリア通信特派員に語ったところによると、両氏はアルビルまで飛行機で移動した後、陸路でカンディルへ向かったという。ジョシュクン代表は代表団が(クルド問題)解決プロセスにおいて折衝を続けており、週末イムラル刑務所において、アブドゥッラー・オジャラン氏と行われる面会の前にKCKのメッセージを受け取りたいという意向があったことを説明した。ブルダン、バルケン両氏は今日中にもアルビルに戻ることが見込まれている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:渡辺夏奈 )
( 記事ID:33450 )