各国軍艦、海峡を次々に通過―ウクライナ情勢?
2014年04月10日付 Milliyet 紙


米国軍艦に引き続いて、フランス軍艦がチャナッカレ海峡(ダーダネルス海峡)を通過した。

チャナッカレ海峡を通過したアメリカ艦隊のミサイル駆逐艦である「ドナルド・クック」が黒海に向かった。
アメリカ艦隊第75ミサイル駆逐艦の「ドナルド・クック」が本日(木曜日)朝7時にエーゲ海からチャナッカレ海峡へ入った。トルコ沿岸警備船艇の同行のもとアメリカ軍艦は朝8時にチャナッカレ目前に到着した。その後海峡で船の操縦が最も難しい地点であるヌラ・ブルヌをまわっていった。軍艦の前の部分には軍人の姿も見受けられた。岸辺で釣りをしていた市民も軍艦の通過を見守った。9時半に36マイルにおよぶ海峡を完全に通過することになるミサイル駆逐艦の「ドナルド・クック」は、マルマラ海へ入り黒海に向かっていくことが明らかにされた。クリミア危機が生じたのち、アメリカ艦隊は今年に入り二隻目の軍艦を派遣したことになった。その一方で、アメリカ艦隊に属する「USSテイラー」という名前の軍艦がソチオリンピックの際、安全を保障するため黒海へ送り込まれていた。クリミア危機の後アメリカは黒海にまず「USSトゥルックストゥン」を送り込んだ。1936年のモントルー条約において黒海沿岸国以外の国は、自国の船を21日以上黒海に留め置くことはできないと定められているため、「USSトゥルックストゥン」は14日後に帰還し、ボスポラス・ダーダネルス海峡を通りエーゲ海に向けて進行した。アメリカは、黒海で起きている緊迫した情勢に対し、最終的に軍艦「ドナルド・クック」を当該地域へ派遣した。

アメリカ軍艦に引き続きフランス軍艦も通過した

チャナッカレ海峡を今朝8時に通り、黒海へ向かった米国の軍艦「ドナルド・クック」に引き続き、今度はフランス軍艦第759「DUPUY DE LOME」が通過した。7時半にエーゲ海からチャナッカレ海峡へ入ったフランス軍艦は、米国軍艦の45分後にあたる8時45分にチャナッカレの目の前に着いた。フランス軍艦は、10時半に36マイルに及ぶチャナッカレ海峡を完全に通過し、マルマラ海へ入っていくことになっている。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:足利阿紀 )
( 記事ID:33453 )