イズミルの養老院で火事、2名死亡
2014年04月11日付 Zaman 紙


イズミルのチーリ郡にある私営の養老院で起きた火事で、2人が死亡、煙の影響を受けた25名と消防士2人が諸々の病院に搬送された。

チーリ郡の6783通りにある老齢者養護施設で、22時ごろ原因不明の火事が発生した。火事に気付いた近隣の市民たちが、内部にいる人たちを外に出そうと努めた。その一方で、火事の通報をおこなった。通報を受けて、同地区へ多くの消防、保健関係者が派遣された。消防と警察チームは煙の影響を受けた老齢者たちを外へ運び出すようつとめた。外へ運び出された老齢者に保健関係者が対応する一方で、救急車で地域の各病院に搬送を行った。火事のあった地域へ13台の救急車と39人の保健担当者、12台の消防車と60人の消防士が出動し対処した。火事が発生した養老院の中には27名の老齢者が滞在していたことがわかった。

救急車で病院に運ばれた二名は治療措置にも関わらず救命できなかった。煙の影響を受けた25名の老齢者はイズミルにある諸々の病院で治療を受けた。消火に努めた二名の消防士は煙の影響を受けた。二人は病院に搬送され治療を受けた。

消防士たちの消火活動で炎はまもなく鎮静化した。消化後、初期の検証では出火は電気のショートが原因であるとされた。火事に関する調査が開始された。

■死亡者の身許判明

イズミルの養老院で発生した火事で死亡した人の身許が明らかにされた。死亡したのは91歳のタフシン・エルタンさんと91歳のアリ・ベレケトさんと判明した。

事件現場の検証に訪れたイズミルのムスタファ・トプラク知事は、その後病院で治療を受けている人びとを見舞い、各人の健康状態について医師に尋ねた。トプラク知事は、病院の出口で以下のようなコメントを行った。

「火事は、チーリで、総じて寝たきりの病人のいる私営の養老院で発生した。施設の収容人員は現在27名との説明を受けた。この27名中、関係者への通報とともに、消防の移動、保健関係者が救急車とあらゆる治療措置を講じて搬送した先の病院で二名が死亡した。ひとりはひどく火傷を負い、もう一名は煙の影響をうけて亡くなられたと明らかにされた。目下、手元にある情報は3つの病院で治療を受けている15名の養老院滞在者がいるということである。残り9名は、公営の養老院に一時的に収容された。治療を受けた二名の状態は重いものと見られ、医師の説明では快方に向かっているという。出火原因は、電気のショートの可能性について検証している。火元は地階にある食料貯蔵庫であるとみなされている。そのすぐ側にある二名の病人のいる場所に火が移っている。死亡した二名の方がその部屋にいたことがわかっている。お悔やみ申し上げる。怪我を負った方々にもお見舞い申し上げる。」

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( 翻訳者:橋本直樹 )
( 記事ID:33472 )