ヨーロッパでバクラヴァ論争、再燃
2014年04月14日付 Zaman紙


欧州委員会の農業・農村開発担当委員のダチアン・チオロシュ氏は、欧州議会においてフランス人議員の“バクラヴァ”についての回答を要する質問書に対して返答した。

バクラヴァ論争がヨーロッパで再燃した。欧州委員会は“バクラヴァ”という言葉の使用がヨーロッパにおいて自由である一方、“アンテプ・バクラヴァ”と“ガズィアンテプ・バクラヴァ”という言葉が2013年12月21日にトルコのものとして商標登録されたと述べた。欧州議会であるフランス人議員はギリシャが“バクラヴァ”という言葉を使うたびにトルコに使用料を払わないといけないと述べ、この状況を非難した。

■“ギリシャはバクラヴァという言葉を使用する度に、使用料を払わないといけない”

欧州議会のフランス人議員(自由と民主主義グループ)フィリップ・ド・ヴィリエ氏は、バクラヴァという名前がどの国のものとして登録されているかについて、回答を要する質問書を欧州議会に提出した。バクラヴァという言葉の所有者をトルコにすることが不当であるとする同議員は、質問書において以下のように述べた。「欧州委員会はトルコをバクラヴァが誕生した場所としており、また甘菓子の原産地呼称保護と地理的表示保護(PGIなどの)リストにこの情報を載せている。EU加盟国にとって(トルコが加盟国でないことを忘れてしまうという恐怖とともに)この産地と競争することはこの理由で不可能なのである。リストの目的は、高品質の農産物の呼称を守ることである。しかし、甘菓子の伝統的生産国であるギリシャは、現在バクラヴァという言葉を使うたびにトルコに使用料を払わなければいけない状況にある。委員会は、特にギリシャに損害を出すであろうこの驚くべき共同体外の選択を説明できるのだろうか?」

■アンテプ/ガズィアンテプ・バクラヴァはトルコの商標登録

欧州委員会の農業・農村開発担当委員のダチアン・チオロシュ氏は、トルコで特定の名で思い出されるバクラヴァの種類は2013年12月21日付で商標登録されたと述べる一方で、フランス人議員の質問書に対して以下のような返答をした。「トルコは欧州委員会から“アンテプ・バクラヴァ/ガズィアンテプ・バクラヴァ“という一つの複合名詞の地理的表示保護登録を望んだ。この適用がEUの官報で報じられてから3か月間の間の異議申し立て期間があった。その間いかなる異議申し立てもなかったため上述の複合名詞は委員会によって2013年12月21日付で正式に登録された。ただ上にあげた言葉は複合した形で保護の対象となっている。”バクラヴァ“単独での保護は、(質問書を提出した)議員の主張とは逆に、委員会による承認も、トルコによる申請も行われていない。このため、例えば”ケーキ“という単語のように、”バクラヴァ“という単語の使用はEU圏内において自由であり、これとともに”ヴァンデのブリオッシュ“(パンの一種)という複合名詞の登録は地理的表示保護として行われた。」



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:桑迫静香)
(記事ID:33498)