5月1日委員会、タクスィムで警察と衝突
2014年04月22日付 Hurriyet 紙


2014年5月1日委員会がタクスィムのゲズィ公園入り口で行う予定だった記者会見に警官は許可を出さなかった。グループの人員をホテル前でシールドを用いて押しやった警察は、その場に3度スプレーの催涙ガスを噴射して9人を逮捕した。

トルコ革新労働組合連合(DİSK)、公務員組合連合(KESK)、トルコ技術者建築家会議所連合(TMMOB)、トルコ医師連合(TTB)が設立した 2014年5月1日委員会がタクスィム・ヒルホテルで開催されたマルマラ地方代表者会議ののちゲジィ公園の入り口で行う予定だった記者会見は警官によって妨害された。会議が行われたホテルの前で決起した人々と労働者たちを押しやった警官は、その場にスプレーで3回ガスを噴射してばらばになったグループから9人を逮捕した。介入の際に北イラク地域のテレビ局ルダヴTVのカメラマン、ハルン・ウシュクさんが体調を崩した。心臓発作が疑われたハルン・ウシュクは救急車で病院に搬送された。

■押し合いへし合いの攻防

1時間続いた会議の後でホテルから出てゲズィ公園に向かった2014年5月1日委員会のメンバーを機動警察が取り囲んだ。労働者を妨害した警察はホテルのすぐ向かいにも暴動鎮圧用車両(TOMA)を配備した。警察はトルコ革新労働組合連合カーニ・ベコ会長と他の関係者らとの話し合いで、ゲズィ公園の入り口での記者会見には許可を出せないこと、会見はイスティクラル通りの入り口のフランス総領事館の前で行うことができることを述べた。群衆はスローガンを叫び会見をゲズィ公園の入り口で行うことを望んだ。このため警官はシールドを用いて群衆をホテル前に押しやった。長時間警察と群衆は互いに押し合いを続けた。警察は抗議する労働者の足に向けて3回スプ レーの催涙ガスを噴射し、何人かの労働者は逮捕され警察車両に連行された。

■ホテルの入り口での会見

暫くのちにトルコ革新労働組合連合書記長アルズ・チェルケズオール氏はホテル前に出てメディアへの発表を読み上げ始めた。しかし警察がこれに対してもシールドを用いて介入しグループをホテルの中へ押しやった。長い間ホテルの前で待っていた警察はカーニ・ベコ会長がホテルから外には出ずに入り口で記者会見を行うことを許可した。会見で警察の強硬な態度を批判したべコ会長は5月1日に何があったとしてもタクスィムにいるであろうと述べた。会見の後でトルコ革新労働組合連合のメンバーは再びホテルに入る一方で警察はタクスィムでの警備を続けた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:33579 )