エルドアン学歴論争―3年制?4年制?
2014年04月25日付 Radikal 紙

■エルドアン首相の恩師が、ハラチオール氏の主張を嘘と宣言

エルドアン首相は学生時代、イスタンブル選出CHP(共和人民党)のアヤイドゥン議員の授業を受けていた。アヤイドゥン議員は、エルドアン首相が学んだ大学が3年制であったことを理由に大統領候補になれないとする主張は正しくなく、大学は4年制教育をしたと述べた。

経済経営アカデミーが3年制であることから、憲法の定めによりエルドアン首相は大統領候補になれないとするユスフ・ハラチオールMHP(民族主義者行動党)会派副代表の主張に関して、アナトリア通信社のレポーターの問いに答えた。

エルドアン首相が1978~1981年の間、イスタンブル経済商業アカデミー付属の4年制教育をしている経済商業学院を修了したと述べたアヤイドゥン氏は、4年間にわたって大学でエルドアン首相の指導教員であったと明かした。

■「母校で火事はなかった」

アヤイドゥン氏は、エルドアン首相とクラスの友人たちをとてもよく覚えていると述べ、次のように語った。
「級友たちのうちの一人は現在マルマラ大学で教授をしているメフメト・エミン・アラト氏で、彼は一時期副学長をしていました。首相が卒業する頃、革命後で高等教育機構が設立されたため、イスタンブル経済商業アカデミーはマルマラ大学に名前を変えました。このため首相閣下は、4年制教育が行われているマルマラ大学の経済商学部の修了証書を得たのです。

ハラチオール党首が燃えたといった、商業経営アカデミーのことは事実です。商業アカデミーのスルタン・アフメトキャンパスは燃えました。しかし、首相はそこではなく、そこに付属するアクサライのフンドゥクザーデ・モッラ・ギュラニ通りにある、4年制教育をしている経済商業学院を卒業しました。火事のあった学校を卒業したのではないのです。首相の卒業した学校で火事はなく、ファイルは無事でした。」

■「試験中は兵士が一列に並んでいた。」

アヤイドゥン氏は、エルドアン首相が助手として試験にも「預金担保の授業」にも加わったことを明かした。また、当時大学には右派・左派の学生がおり、その間で激しい衝突があり、大学では左派の学生が優勢だったと語った。

アヤイドゥン氏は、首相や他の右派の学生たちが会合を開き、警察や兵士の監視下で授業や試験を受けていたとして、「6月や9月でさえ彼らが試験を受けるときは、同じ試験室で彼らの間に一列に兵士が並び、右側に首相を含むグループが座り、左側に左派の学生たちが座っていました」と語った。(アナトリア通信)

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( 翻訳者:橋本直樹 )
( 記事ID:33642 )