司法関係者、エヴィーン刑務所第350エリアで起きた事件について説明(中)
2014年04月21日付 Mardomsalari 紙

 この抗議集会の過程で、アリー・モタッハリー議員(テヘラン選出)もエヴィーン刑務所第350エリアの受刑者らの家族の前に姿を現し、彼らにこの件に関して調査すると述べた。

 同氏はこの件に関し、ISNAに次のように述べている。「政治犯の家族らは、収監されている受刑者との電話連絡で衝突があったことが確認された、一部の受刑者が負傷し、また一部は独房に移された、と主張している」。

 同氏はその上で、「これらの家族は私たちに助けを求めてきた。私たちも可能な限り彼らを助け、国会の場でこの件に関して追及するつもりだ」と述べた。

 モハンマドレザー・ターベシュ氏もインタビューの中で、問題の解明に向けて、国会議員らが調査を行っていることを明らかにした。同氏はISNAとのインタビューで次のように述べている。

複数の国会議員が、エヴィーン刑務所第350エリアで暴行が行われたとされていることについて、迅速な調査をするよう求める意見表明を〔関係省庁の大臣に対して〕行った。また、われわれの同僚議員の中には、この件に関係している大臣ら〔※具体的には司法相や情報相〕の喚問案〔を提出する〕用意を表明した者もいた。しかしこの問題に関しては、質・量ともに情報が少ないので、私たちは国会の国家安全保障・外交政策委員会のボルージェルディー委員長と〔今後の対応について〕話し合った。その結果、同氏は〔国会の〕安全保障委員会に出席して、事の詳細について国会議員らに説明をするよう、刑務所庁長官とエヴィーン刑務所所長に呼びかけた。

 同議員(アルダカーン選出)はさらに、次のように続けた。

我々は刑務所庁長官とエヴィーン刑務所所長の説明を聞いてから、誰が責めを負うべきなのか否かについて、判断するつもりだ。この事件に誰が関与したのか、受刑者らへの対応はどうだったのか、彼らに対してどのような態度が取られたのかといったことについて、しっかりとした調査が行われる必要がある。〔刑務所庁長官らの〕説明が納得のいくものでない場合には、最終的に司法大臣と情報大臣の喚問〔案〕を〔国会運営委員会に〕提出することになろう。

 ターベシュ氏は、自身に加えてペゼシュキヤーン氏、マフジューブ氏、モタッハリー氏、セイエド・ハーディー・ホセイニー氏、その他多くの国会議員が本件の調査・追及を望んでいると指摘した上で、「この問題の一方には、受刑者らの家族がいる。モタッハリー氏が一部の同僚議員を代表して、彼らと話をした。そしてもう一方には、刑務所庁がいる。彼らはこの問題を否定している」と指摘した。

つづく


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( 翻訳者:8410068 )
( 記事ID:33695 )