イラン商工会議所長、密輸取締新法と銀行システムの見直し求める
2014年04月22日付 Jam-e Jam 紙

イラン商工鉱農業会議所長は「物資の密輸および外貨の違法取引の取締まりに関する新法は、国の交易を閉ざす要因となり、違法な取引を広めるだけだ」と述べた。

イラン国営通信によると、ゴラームホセイン・シャーフェイー同所長は、昨日行われたイラン商工鉱農業会議所第8期代表者らによる第34回会議で以下のように説明した。

我々は政府にこの法律の施行を一時中断するよう求めた。その間に、国営・民間の経済主体は新法の問題を精査し、修正を加えなければならない。

さらに同所長は、国の銀行システムの機能を、こう批判した。

銀行システムの現在の状況、そして諸機関との関係は、見直しと改編がなされない限り、諸機関と民間部門の現状を機能不全に陥らせるだろう。

同所長はまた、憲法第44条[※国有部門の民営化の根拠とされる条項]の実現に関して、「現在までこれに関連して執行されたことは、決してこの条文の目的を果たし得るものではなかった」と発言した。

シャーフェイー所長は「我々は多くの場合、経済の様々な部門を民営化するかわりに、民営部門の資本を政府の管理下に置いてきた」と付け加えた。同所長長はさらに、これまでに行われた[国有部門の民間への]移譲の見直しを求めた。

Tweet
シェア


関連記事(「イラン商工会議所幹部が経済状況を強く批判「失業率、越えてはならない一線に」」)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:5213003 )
( 記事ID:33697 )