クルチダルオールCHP党首「メーデーの祝賀に自由を!」
2014年04月30日付 Radikal 紙


共和人民党(CHP)党首ケマル・クルチダルオール氏はメーデーのための祝辞を発表し、「メーデーは公式の祝日であり皆さんは好きな場所で、好きなように祝うのが当然の権利です」と話した。

CHP党首ケマル・クルチダルオール氏はメーデー、労働と団結の日のため発表した祝辞において起こり得る挑発に言及しながら、「私たちの願いと要求はメーデーで誰も傷つかず、その名にふさわしい形で祝日のように祝われる事であり、公正発展党(AKP)とその支持者たちの危険な挑発が行われない事である」と話した。

クルチダルオール氏は「この気持ちと考えを抱いて、メーデーが自由に、心から祝われるために過去に命がけで闘った者達には神の慈悲を、当時の闘いの精神を今日まで持つ者達は愛情をこめて敬い、全員が明日の夜それぞれの家に祭りの後に帰るとともに、幸せな気分で帰宅することを願っている。おめでとう労働と労働者の日、おめでとうメーデー」と演説で話した。

クルチダルオール氏はメーデーが公式の祝日であることを、すべての人が祝日を、それぞれの好きな場所で祝う必要があると述べ、「メーデーは公式の祝日である。すべての人が祝日を他人の生命や財産を侵すことなく、好きな場所で好きなように祝うのが当然の権利である」と話した。

■5月1日はトルコの7の地方と81の県で熱狂のもと祝われるだろう

クルチダルオール氏はメーデーがトルコの7の地方と81の県で熱狂のもと祝われると話し、「AKP政権は緊張と衝突の政策を用いて眼前の問題から意識をそらそうと、いかなる反民主主義的行動をとったとしても、通常通りメーデーはトルコの7の地方と81の県で熱狂のもと祝われるだろう」と話した。また、クルチダルオール氏のメッセージは以下のように発表された。

「メーデーは労働者の祝日である。5月1日は労働の祝日である。5月1日は春の祝日である。名前がどうであっても5月1日は公式な祝日であり、すべての国民の祝日である。他人の生命や財産を侵すことなく、好きな場所で好きなように祝うのが当然の権利である。」

■欧州人権裁判所も認めるタクスィムでメーデーを祝う権利がないがしろにされている

クルチダルオール氏はメーデーがタクスィムで祝われることが合法であると述べ、
「しかし、政権は、以前には5月1日は祝日であり祝いの場所はタクスィムであると述べていたものの、特に最近は権利の侵害を常態化とし、メディアをはじめとして、組織的団体、組織的闘争を標的としており、この政権と我々は対峙している。エルドアン政権は、選挙期間に収賄と不正を隠すためにAKPとその支持者たちに反対するすべての人を敵と宣言し、緊張や衝突に育まれており、このメーデーの祝いをも緊張と衝突の場とし、欧州人権裁判所も認めるタクスィムでメーデーを祝う権利がないがしろにし、以前のカザンジュ坂やゲズィ公園での出来事同様に、暴動鎮圧用車両(TOMA)、ガス爆弾、衝突によって命を落とした者達を忘れさせ、多くの者を怪我をしたまま観察下に置こうとしており、このように社会をテロ化して目下の議題から目をそらそうとしているのである」と話した。

■大統領職への切望は限度を超えた、自負の象徴レジェプ・タイイプ・エルドアン

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相をも厳しい言葉で批判したクルチダルオール氏は、「民主主義の認める基本的人権と自由に悪意を抱き、大統領職の切望は限度を超え、自負の象徴であるレジェプ・タイイプ・エルドアンは、今日最高審議会から、将来には国際的司法からのがれるために、いかなる手段をとったとしても、議題から目を逸らすために、いかなる反民主主義政策を取ったとしても、通常通りメーデーはトルコの7つの地方と81の県で熱狂のもと祝われるだろう」と話した。

■トルコの主導者に

常識に訴えかけるクルチダルオール氏は、以下のように話した。

「メーデーでは労働が最高の価値であると信ずる、人間の名誉を守ることを基本とする共和人民党の党首として、皆のためにさらによい労働条件をつくりあげ、完全で障害のない労働組合権を保障すること、職場生活において差別をなくすこと、下請け派遣労働の奴隷状況をなくす事、職場環境において国際労働機関規範とEU基準を最低規範として受け入れること、すべての人が人としてふさわしい仕事と生活可能な賃金を得ること、職場・社会・この国・世界で平和が確保されることを願う。すべての労働者たちの、働くもの達の5月1日の労働と団結の日を祝います。皆一緒に手を取りあって、肩を並べて、権利を求め、そして民主主義とトルコの主導者となるよう呼びかけます。」

■私たちの願いはAKPとその支持者たちの挑発が起こらない事である

クルチダルオール氏は、メーデーの祭りにおいて命を失ったもの達を追悼し、起こり得る挑発に言及しながら、「私たちの願いと要求はメーデーで誰も傷つかず、その名にふさわしい形で祝日のように祝われる事であり、AKPとその支持者たちの危険な挑発が行われない事である。メーデーが自由に、心から祝われるために過去に命がけで闘った者達には神の慈悲を、当時の闘いの精神を今日まで持つ者達は愛情をこめて敬い、全員が明日の夜それぞれの家に祭りの後に帰るとともに、幸せな気分で帰宅することを願っている。おめでとう労働と労働者の日、おめでとうメーデー」と演説した。

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( 翻訳者:竹田史佳 )
( 記事ID:33716 )