スル市長のPKK参加の息子、シリアで「戦死」
2014年05月03日付 Radikal 紙


ディヤルバクル県スル市のセイト・ナリン共同市長の息子、アリ・ナリンさんがシリアのロジャワ地方で「戦死」した。

ディヤルバクルの中心都市であるスル市の市長で、平和民主党(BDP)所属のセイド・ナリン氏の息子であるアリ・ナリンさん(22)が、シリアのクルド人地域で「ロジャワ」として知られる地域で死亡した。クルディスタン労働者党(PKK)に近いインターネットサイトで、ナリンさんがアルカイダ勢力との衝突において殺害されたと報じられた。

■ナリン市長「息子は3年間ゲリラだった」

ナリン市長は、コードネーム「ディルシャト・アフメト」と名乗った息子のアリ・ナリンさんのためにハーニリレル追悼所へ参列に来た人々を迎えた。各自治体の首長などを含めた何百名もの人々が追悼所を訪れナリン市長へお悔やみを伝えた。PKKリーダーであるアブドゥッラー・オジャランの写真や、PKK旗、山で撮影されたアリ・ナリンさんの写真などが掛けられた追悼所では頻繁に祈りが捧げられた。セイド・ナリン市長は息子が3年前にPKKに加わったことを明らかに、次のように語った。

「息子は3年間ゲリラ活動をしていた。シリアでは内戦があり、息子も民衆の為、同胞の自由の為、自由な未来の為に無法者と戦ったのだ。そしてその戦いの末、殉死へと至ったのだ。殉死に至った同胞が我が民族を1歩ずつ自由へと前進させていることを我々は知っている。この意味で、これまでにもこの活動やこの人々は殉死者を出したし、これからもそうであろう。自由を手にするまでクルディスタンの4つの地域において若者がこの民族を守っていく。しかし、我々の願いは、誰一人として命を落とすことなく21世紀の精神にふさわしい本当の民主化が成し遂げられることだ。中東全地域のために、トルコのためにそれを望んでいる。そのため他の母親や父親のように復讐を叫ぶことはしない。我々がここで叫ぶのは、平和・兄弟愛・自由な未来への叫びである。」

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( 翻訳者:入口 愛 )
( 記事ID:33814 )