PKK幇助で有罪の二子の母、収監回避なるか?
2014年05月13日付 Radikal 紙

双子のロリンとオズギュルの母であるミュルキイェ・デミル・クルンチさんは健康上の理由で執行猶予を要求した。クルンチをさん共和人民(CHP)党のチュルメン議員も支援した。

販売した本のために組織の一員と見なされ25ヶ月の実刑を言い渡され、最高裁で刑が確定した双子のロリンとオズギュルの母であるミュルキイェ・デミル・クルンチさんは、先週の金曜日刑務検察官に申請を行い2度目の執行猶予を求めた。5月19日に刑務所へ入る事が確定したクルンチさんは43%の身体障害を理由として示しながら刑事執行法で健康上の理由について規定している16条に基づき刑の執行を最低1年間延期するよう要求した。刑務検察官はクルンチさんの新たな執行猶予申請を検討するために公立病院と法医学協会が作成した健康診断書を求めた。診断書が提出された後に執行猶予に関する決定が下される事がわかった。
一方共和人民党のイズミル県選出議員であるルザー・チュルメン氏は大国民議会において記者会見を開いた。ミュルキイェ・デミル・クルンチさんが置かれた状況に言及したチュルメン議員は以下のように語った:「本を売った事が罪として数えられるのは9月12日(クーデター)の思考である。首相は『いくつかの本は爆弾より危険だ』と言った。裁判所もこの思考に即した決定を下した。ミュルキイェ・クルンチさんは最近子供を産んだ。今月19日から双子の赤ん坊とともに刑務所に入らねばらない。(生まれた子供たちは)刑務所の子供として成長していく事になるのだ。これは、このような状況でも赤ん坊達を母親から引き離す事は不可能だという事だ。6歳より以前に母親から引き離す事は健康上の理由から鑑みても好ましくない。これは、国連の児童の権利に関する条約に反している。ミュルキイェさんが刑務所に入る事を阻止せねばならない。この罪を犯す者たちが刑務所に入る事を阻止し、措置が講じられるよう法案を私たちは準備している。」

■大臣から双子に関する通達

ベキル・ボズダー法務大臣は、ミュルキイェ=・デミル=・クルンチさんの状況に関して官僚達に働きかけを行ったと明かした。ボズダー大臣は以下のように語った:「人道的状況は、私もニュースを読んで遺憾に思った。我々の分を尽くすよう法務省の職員に通達を出した。以前に2回執行猶予に関して手助けをされたらしい。また、法律における改正もある。女性に関して子供がいる状況では一定期間刑に服してから出てくる。しかしながらそのためにはある程度時間が必要である。」

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( 翻訳者:岩田和馬 )
( 記事ID:33864 )