炭鉱労働者、組合に抗議
2014年05月27日付 Zaman 紙


ソマにおける労働条件を改正するために行動を起こした500人の労働者が組合へと行進した。労働者と警察の間で騒動が起こる中、支部会長と運営委員が辞任した。エーゲ地方褐炭事業局にも向かい局長の辞任を訴えかけた労働者たちを、郡知事が説得した。「監察官が許可を出すまで炭鉱には入れない。」

301人の炭鉱労働者が命を落としたソマにおいて昨日緊張が高まった。労働条件の改善と労働の安全性を確保するために行動を起こした500人の労働者たちは炭鉱労働組合の委員の辞任を求めた。エーゲ地方支部に向かって行進した労働者たちが建物に入ろうとすると騒ぎが起こった。警官一人が負傷した事件で、 まずエーゲ地区鉱山労働者組合会長のタメル・キュチュクゲンジャイ、そのあとに5人の運営委員が辞任した、さらにのちにエーゲ地方褐炭事業局に向かい行進した炭鉱労働者たちは局長のハック・ドゥラルの辞任を訴えた。機動隊の護衛をうけて事件現場に向かったソマ郡知事バハッティン・アトゥチュが調査をおこなっている監査官たちが「許可」を出すまで炭鉱には入山できないと述べると、労働者たちは解散した。炭鉱労働者のムスタファ・アクプナルは、組合メンバーの1、2人の辞任が問題を解決しないこと、全員が職務を離れることが必要だと述べた。セザイ・ユルドゥルムは「組合は全く私たちの側ではありませんでした。私たちを死に追いやったのです。労働者の権利を守ってくれる組合を求めます」と話した。この間にソマ石炭採掘A.Şを代弁してグループ長が携帯電話のメッセージでおこなった「仕事開始」の呼びかけにはどの労働者も応えず、会社に属する他の2つの炭鉱のうちアタ・バジャス炭鉱が無期限閉鎖された。

ソマにおいて14日間不安のうちに過ごしていた労働者たちは、トルコ炭鉱組合に対して示した反発は大きさを増している。昨日郡知事府の前に集合した300人の集団は組合に反発するスローガンを叫び建物に向かい行進した。「殺人者は出てこい」と言った労働者たちを、組合の前で待機していた少数の警官が妨害しようとした。警官が建物の前から離れるよう求めた炭鉱労働者たちが中へ入ろうとすると、衝突がおきた。発生した騒ぎで一人の警官が足に軽いけがを負った。 組合が労働者の権利を守らなかったと表明しつつ建物に入るために決起した労働者たちは、機動隊員の介入によって妨害された。組合メンバーが集団で辞任するだろう述べた労働者たちは、自分たちの中から5人を選び、組合建物に入るため再び郡知事府前へと戻った。エーゲ地区鉱山労働者組合会長のタメル・キュチュクゲンジャイは、労働者たちの側に来て、辞任を告げた。しかしこの発表も労働者たちの反発をやわらげはしなかった。憤った労働者たちは再び組合の建物へと行進し、運営委員が辞任するよう求めた。すぐに5人の運営委員が辞任を決定したことが伝えられた。

■監査官たちの「許可」が待たれる

炭鉱労働者たちを安心させる知らせは、ソマ郡知事のメフメト・バハッティン・アタチュからやってきた。アタチュは労働社会保障省の監査官たちが調査を行い、彼らが「許可」を与えるまで炭鉱へと下ろされることはないと述べた。組合関係者と面会した後に門の前で待機していた炭鉱労働者に対して声をあげたアトゥチュ郡知事は以下のように話した。

「労働大臣閣下は、今後下請けシステムがなくなることを表明しました。挑発に訴えかけることなく、権利を求めましょう。権利のため闘うことは認めています。このことに関する試みが行われています。公営化に向けてエーゲ地方褐炭事業局は決定を下せません。今現在、イムバット炭鉱で労働安全の調査を行っています、監察官はすべての炭鉱に入ります、彼らが「入山可能」というまでは入れません。現在パシャバジャス炭鉱の操業が止まっています。十分に安全な状態になるまで生産は行われません。事故が発生した炭鉱も閉鎖されています。ウシュクラルが残っています。その鉱山にも監察官たちは入っていき不備は是正されるでしょう。そのあとに操業が始まります。」

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:34022 )