86名のイラン人、マレーシアで死刑の順番待ち(下)
2014年05月26日付 Mardomsalari 紙


囚人のほとんどは騙された人たち

 麻薬対策警察長官のモアイヤディー司令官はこの件について、メフル通信に次のように述べている。

われわれの調査によると、マレーシアで麻薬〔所持〕の容疑で逮捕されたイラン人の多くは、プロの密売人の餌食となった人たちである。犯罪者らはときに、麻薬を運ぶために、マレーシアにただで旅行させてあげるなどと餌食となった人たちに約束する。そしてそのうえで、彼らに〔麻薬の入った〕荷物をマレーシアに運ぶよう求めるのだ。

 同氏はさらに次のように続ける。

警察が旅行者に何度も警告しているのは、悪徳業者に気をつけてほしい、怪しげな荷物を知らない人から受けとるようなことはやめるべきだ、ということである。また警察は、イラン国内で麻薬の運び屋の特定に動いているところである。

弁護人を雇う費用、政府が肩代わり

 マレーシアで拘束されているイラン人囚人が直面している問題の一つに、弁護人の雇用をめぐる問題がある。弁護人を雇うには大きな費用がかかり、囚人の家族も経済問題を抱えていることから、彼らはマレーシアの法廷で自分たちの権利を守ることができずにいるのだ。

 ある囚人の兄弟はこのことについて、メフル通信に次のように言っている。

弁護人を雇うのに、私たちは大きな問題に直面しました。弁護人に約1億〔トマーン=約300万円〕を支払うために、テヘランにある兄弟の自宅を売らざるをえませんでした。しかしお金は用意できても、弁護人を見つけるのは大変なことです。

 イランの国内外には、イラン人が直面するこうした問題を悪用する者もいるようだ。国際弁護士を名乗って、詐欺を働く者がいるのだ。

 エルハーム・アミーンザーデ副大統領(法律担当)はこの件について、メフル通信に〔‥‥〕「〔現在〕すべての囚人には弁護人がついている。ノウバフト氏〔※計画担当副大統領〕とも金銭的負担の拠出について話し合い、囚人らの家族が直面しているこの問題は解決した」と述べている。

〔‥‥〕



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

Tweet
シェア


この記事の冒頭に戻る
関連記事(サウジアラビアの非礼を許すな:メッカ巡礼をめぐるイラン・サウジ対立)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:大麻高校出身者の会 )
( 記事ID:34209 )