革命最高指導者「何人も人民の選択に由来する力に抗ってはならない」(3)
2014年06月07日付 Mardomsalari 紙
http://www.khamenei.ir/より
http://www.khamenei.ir/より

 革命最高指導者は次のように強調した。

イマーム・ホメイニーの主義主張によれば、イスラーム体制の本質として、立法行為や政策立案、任免、一般的な行為、その他あらゆる事柄で、イスラーム的シャリーアには完璧な注意が払われなければならない。他方、この政治的・文明的秩序にあっては、国政はまさにシャリーアから導き出された人民主権の上で運営されるものであり、人民は直接的ないし間接的に、国のすべての官職を選ぶ存在なのである。

 同師はイスラーム的シャリーアの完璧な施行こそ、次の4つの根本、すなわち「独立、自由、正義、そして精神性」を生むのだとした上で、次のように付け加えた。

人類に幸福をもたらすシャリーアに忠実に従うことが、個人としての自由や市民としての自由だけでなく、抑圧者の軛からの国民としての自由、すなわち国民的独立をも保証し、正義を実現させ、精神性をもたらすのである。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はその上で、イマームが掲げた主義主張のもう一つの重要な点に注意を促し、次のように指摘した。

イマームの主義主張では、いかなる権力も、それが力や武器の行使によって得られたものであるならば、受け入れられない。もちろん、人民の選択に由来する力は、尊重され受け入れられるものであり、何人もこれに抗ってはならない。もしそのようなことをすれば、そのような行為は反乱(フェトネ)である。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、〔世界が直面する諸問題に対して〕イマームが示した政治的・文明的処方箋は世界の政治論に新たな一章を付け加えるものだったとし、この革新的な処方箋が示しているもう一つの要素について、「虐げられし者を助け、横暴なる者に対抗していくことも、イマームが掲げた主義主張の主要な要素の一つである」と指摘した。

 同師はイマーム・ホメイニーが虐げられしパレスチナ国民を完全かつ間断なく支持してきたことに言及し、「横暴なる者に抵抗し、彼らの偉容を毅然と打ち壊すことも、イマームの掲げた主義主張の重要な原則の一つである。これはつねに、国民ならびに責任者が注意を払わねばならないことである」と付け加えた。

〔‥‥〕

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は現在イランが直面している諸問題のうち、もっとも重要な問題として、「外からの問題」と「内なる問題」の二つを挙げ、若者や指導者、識者、思想家、理論家らはそれについて注目し、検討することが必要だと指摘した。

 同師は「外からの問題」について説明する中で、世界の抑圧諸国、特にアメリカの嫌がらせや妨害に言及し、「もちろん、西洋の政治思想家たちの中にも、こうした嫌がらせは無意味だと言っている者たちはいる。しかしアメリカは依然として、自分たちの大構想を継続させている」と付け加えた。

つづく


Tweet
シェア


つづきはこちら
関連記事(170名の国会議員、大統領に対して申し入れ)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:大麻高校出身者の会 )
( 記事ID:34279 )