一日に2000万リットルの燃料が密輸:国が消費する量の1割以上に相当(上)
2014年06月15日付 Jam-e Jam 紙

 「商品・外貨密輸対策本部」の本部長は、同本部の努力と石油省の支援により、国境地帯に燃料販売所がオープンする見込みだと述べた上で、「様々な国境ポイントを通じて行われる燃料の密輸は、一日あたり2000万リットルにものぼる」と指摘した。

 国内の軽油の一日あたりの消費量は約1億リットル、ガソリンは9000万リットルであり、これら二つの石油製品が密輸業者の主なターゲットとなっていることを考慮すると、現在国内で消費される燃料の1割以上が違法に国外に持ち出されていることになる。

 同本部が伝えたところによると、ハビーボッラー・ハギーギー本部長は国会の「国境地帯会派」に所属する議員らと開いた合同会議の場で、海上を通じて行われるものだけでも、少なくとも一日に1000万リットルの燃料が密輸されていると指摘し、次のように述べた。

国の各国境ポイントから密輸される燃料の量を合計すると、一日で2000万リットルにも達する。国境の内外でおよそ1ドルの価格差があることから、密輸による国の損失額は年間で27億ドルにものぼる。

 同氏はまた、携帯電話の密輸についても触れ、

推計によれば、国内では年間1000万台の携帯電話が〔新規に〕利用されているが、そのうち正規に輸入されたものは150万台である。これに対し、年間850万台もの携帯電話が非正規に国内に輸入されている。額にすると、推計で少なくとも18億ドル相当にもなる。

 と指摘した。

〔‥‥〕

つづく


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( 翻訳者:8412102 )
( 記事ID:34435 )