「軍にギュレン系司令官が40人」報道に各方面否定
2014年06月28日付 Radikal 紙

アクシャム紙の「軍司令部に40人のパシャ」という見出しは、ギュル大統領とトルコ国軍(TSK)からの反発を呼んだのに続き、首相府からも反論を招いた。同紙に掲載された、この主張を調査するためエルドアン首相の指示で特別チームが編成されたという主張に反論が示された。

参謀本部司令部に、「40人の並行(ギュレン系)のパシャ」がいるという主張に対し、政府首脳から反発が続いている。昨日(28日)行われた会見で、ギュル大統領は「TSKに関する報道について慎重な行動」を要請する一方、参謀本部はアクシャム紙の主張を却下し、法廷に訴えていた。最終的に、首相府からも反論が出された。

首相府の説明によると、トルコ国軍(TSK)への(ギュレン系の)侵入に関連して、某紙で報道されているような、この問題を調査させるためにレジェプ・タイイプ・エルドアン首相の指示で特別チームが編成されたという主張は、事実を反映していないという。

■「主張は事実を反映していない」

首相府の説明では、以下のように述べられた。「トルコ国軍への侵入に関連して、ある日刊紙で報道されたような、この問題を調査させるためにレジェプ・タイイプ・エルドアン首相の指示で特別チームが編成されたという主張は、現実を反映していない。民主的な法治国家であるわが国において、TSKを含め公的な機関に対するあらゆる秘密裏に行われる試みに対してどのような行動がとられるかは、法によって明示されている。政府機関がこの種の試みに対し、法の枠組みの中で必要とされる敏感さを示していることを注視し、あらゆる機関に関する誤った見解を招かぬよう、メディア組織がより慎重な行動をとることも重要であると考えられる。」

■ギュル大統領:敏感になるべき

大統領府報道センターから昨日発表された説明でも、「大統領は、我々の地域で通常と異なる事態が進展しているこの時期の、国益の保証者であるTSKに関する報道に関しては、通常以上に慎重さが示されることが必要であることを思い出させた」という警告が見られた。

■参謀本部:目的は消耗させること

参謀本部は問題の主張に対し、7項目の説明で返答した。この説明では、「前述の報道と説明により、TSKの内部に階級秩序と規律外の構造が構築されているという印象の創造が望まれていることは遺憾である…この主張の調査と必要な行政的・法的対処を行うための、公的な情報各部署からの具体的かつ法的な情報や書類は、今日までTSKには一切届いていない…TSKの組織としてのアイデンティティと人員に関与するあらゆる主張は、綿密に調査されるとともに、具体的な情報に基づかず他人を中傷しようとする報道や説明を行い、これを意図的にメディアにリークする者たちについても、法的に訴えられており、また今後も訴えられ続けるだろう」と強調した。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:34502 )