シリア難民不法労働雇用者に、1万リラ罰金
2014年07月04日付 Radikal 紙

コンヤ県社会保障機構のムラト・ムスタファ・ヤヴズ局長は、シリア人難民を違法に働かせた職場に1万リラの罰金を科すと述べた。

ベシル・アタライ副首相は、2週間前にトルコにおけるシリア人難民の総数は150万人になったと明らかにした。
シリア人の一部は難民キャンプで暮らす一方で、都市の中心部で懸命に暮らしている人々もいる。家族を養わなければならない男性難民は仕事を探している。全員保険はなく、ほとんどが最低賃金以下で働いてさえいる。ムラト・ムスタファ・ヤヴズ・コンヤ県社会保障機構局長は、職場で違法にシリア人労働者を働かせた罪は労働者一人につき1万リラであると語った。

ムラト・ムスタファ・ヤヴズ氏は、シリアでの内戦のためトルコへ大勢のシリア人難民が逃れていることに言及した。コンヤにシリア人が約4万人いると述べたヤヴズ氏は、雇用者は低賃金で働くためシリア人を選でいると語った。ヤヴズ氏は、「外国籍を持つ労働者を未登録で働かせることは禁止されており、摘発された ときは労働者一人につき1万リラの罰金刑が科されます。私たちは雇用者にこのようなリスクを避けるようお願いしています。ある職場で、例えば10人の違法な外国人労働者が摘発されたら、この罰金として雇用者に10万リラが跳ね返ってきます。これは、多くの中小企業を経営難に陥らせうる額です」と述べた。

■雇用者は省から許可を取るように

ヤヴズ氏は、外国籍労働者を働かせたいとする雇用者は、正式の手続きを踏む必要があると語り、次のように述べた。:「労働社会保障省は、トルコで確保できる水準と装備を持つ(外国人)労働者に労働許可を与えていない。しかし、シリアの特別な状況がある。彼らは自身の国の内戦のためにトルコに来て、私たちの国で暮らさざるを得ない。彼らが生活できるように、シリア人たちに特別な措置が適用されているし、労働許可を迅速かつ簡単にトルコ人雇用者は取得できる。もし、企業家が経営している事業において、本当にシリア人労働者を必要としているならば、省から労働許可を取り働かせれば問題は起きない。」

■靴分野に集中

シリアでは靴分野が発展しているためシリアからコンヤに来た人のうち、大部分が靴分野で働いているとヤヴズ氏は語り、一方で特別な技術を持たないシリア人は建設・農業部門で働いていると述べた。

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( 翻訳者:橋本直樹 )
( 記事ID:34582 )