ヒュセイン・アヴニ・パシャ邸の火災で得したのは?
2014年07月09日付 Radikal紙


ジェンギズ建設の所有するヒュセイン・アヴニ・パシャ邸を灰に変えた火事に関して出された消防の報告が、不審な火事をさらに不審にしている。

報告において通常歴史的建造物でよくみられる「電気プラグから出火した」という言葉を目にしなかったことに私は率直に驚いた。報告ではその代わりに「誰も住まなくなっていた邸宅に、電気配線はなかったということが確認された」と述べられている。人々の失望の声が寄せられている。何年も放置されていた木造の邸宅が、手を触れずして、どうして燃えよう。1つめは電気プラグ、2つ目は落雷の結果がありうる。そしてこの二つもないとするなら、3つ目の原因は故意であろうか?元イスタンブル消防署長アブデュルラフマーン・クルチュ博士はこの問題にどのような見解を示しているのだろうか。

「すべての火事には原因がある。消防の報告から出た結果は、我々がこの原因を特定できなかったということを意味している。電気でないならいくらか答えの候補がある。屋根に鳥の糞があり、その内部の自然発火により木材に火がつく。可能性の低いものとして、風の摩擦で起きることもありうる。故意の可能性も残っている。この報告から故意であるかそうでないか判断することは難しい。火事は4つの要因がみられる。目撃者はいたのかということ、消防の最初の確認(しかし20分後に現場に行きこれを行うことはできない)、燃えた建物の損害、及び保険の状況とその結果への影響、そして研究所の調査。この最初の二つの要因はここにはない。三つ目は重要だ。ここで調書をみるべきである。火事の前の状況はどうであったのか。建て直すことは誰にとってのメリットなのか。新しく建てられる建物には電気システムが置かれ、暖房システムも置かれることになる。古く、もう使われていない建物にこれらを置くことは許可されない。そう、これらすべてが考慮されるべきである。火事は火事を起こした要因をも消し去る。消防のこの報告によって結論にたどり着くことは不可能である。」

ヒュセイン・アヴニ・パシャ邸と3000本の登録された木が生い茂っている森の65%を、ジェンギズ建設が2009年にTMSFより購入した。2013年に残りの35%を実業家であるゼイネル・アビディン・エルデム氏より手に入れた。ジェンギズ建設はこの邸宅を改修して使用するつもりだった。保護協会にこの計画を提出し、6月23日に予備計画が許可された。今ジェンギズ建設はこの計画を公表することが必要になってくる。改修計画で歴史的建築にどのような変更がなされようとしていたのか。内部への暖房や電気設備の取り付け、寝室と一続きになった浴室といった内装の変更が望まれていたのか。保護協会はこれを認めたのか。もしくはどれを認めどれを認めなかったのか。この質問がどうして重要か?それは歴史的邸宅の内部に施されようとしていた変更を、保護協会は現状のまま保護されるようにと言って、認めなかった可能性もある。しかし再建の途中、これらの変更のすべてを行うチャンスがあったのかもしれない。そう、再建される建物の中に暖房も電気もヨーロッパスタイルのシンクやバスタブも導入できる。我々はこの例をたくさん知っている。実際この状況は我々を、改修の決定がなされたのに、なぜ故意に燃やそうとするのかという質問の答えに導いてくれる。

つまりクルチュ博士が言ったようにこの状況では故意であるとも言えず、またそうでないとも言えない。未だに解明されるべき疑問がたくさんある。当局もジェンギズ建設も市民を安心させる必要がある

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(翻訳者:菱川大喜)
(記事ID:34628)