ボルでギュレン系学校閉鎖
2014年07月12日付 Hurriyet 紙

ボル市役所はギュレン教団に近いとされる幼稚園と予備校、私立高校に属する学校2校を無許可で、計画に反しているとして昨日閉鎖した。ボル市役所はこうした措置を始めてとり、これらの教育機関の前に建物の閉鎖の理由を説明する看板を掲げた。ボル市長でAKP(公正発展党)のアラアディン・ユルマズ氏は無許可の建物を調査しなければならなかったたけで、教団に対する攻撃ではないと述べた。

ボル市役所行政取締局チームは昨日、カラチャユル地区で7年間の歴史がある私立ボル・ファーティヒ・ユムルジャク・ドゥンヤス幼稚園を閉鎖した。ボル市役所は幼稚園に貸していた市所有の建物の道路に面した部分に、計画に反する変更が加えられているとして、「この建物は計画に反する改築を行ったために、市によって閉鎖されました。市役所は公共サービスの分野でボル市民のためにサービスを行います」と書かれた看板が掲げられた。

チームはその後、同じ地区のアリ・ルザー・テケメン通りで15年間の歴史があるアナフェン予備校を閉鎖した。チームは予備校の通りに面した部分に、建物が無許可であったと説明する看板を設置した。自動車専用道のパシャキョイ料金所入口にあり、昨年開校された16クラスのファーディヒ高校と、D-100国道パシャキョイ地点にある同校に属する建物もプランに反する改築が行われたとして閉鎖された。一日で、教団に近いとされるいくつかの教育機関が閉鎖されたことが注目を集めた。夏休みのため、これらの教育機関には生徒はいなかったとされた。

ボル市のアラアディン・ユルマズ市長は、教団に近い教育機関を閉鎖するというような意図はないと語り、「市役所は国の機関だ。無許可の建物はアフメトのものだかメフメトのものだかは関係なく調査し、それに基づいた措置をとらなければならない。もし無許可の建物を許せば、私たちは誤ったことをしたことになる。予備校は地震の際に建設されたプレハブの建物だ。ボルでは地震の後に建てられたプレハブの建物を少しずつ解体している。ギュレン教団に対する攻撃かのように認識をされているのならば、それは間違いだ。ただやむを得ずにこれらが対象になっていると認識されるべきだ」と述べた。

ユルマズ市長は記者たちの「ギュレン教団の4つの教育機関の閉鎖は偶然か」との質問に対し、「偶然を装うとするものなど誰もいない。誰であれ町に住んでいるなら、誰のものであれこの町にその建物があるなら、その建物は市役所の許可を受けなければならない。この条件に沿っていないのならば、沿うようにしなければならない」と答えた。

ユルマズ市長は建物の閉鎖に関し、初めて看板が使われたことを指摘されると、看板やどこが閉鎖されたかについては知らないと主張した。学校関係者は市が建物を閉鎖したことに関してコメントはしていない。

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:34674 )