1200年前の城塞、修復で壁が真っ白に!
2014年07月17日付 Radikal 紙


1200年前に建てられたウルファ城で、雨で崩壊した部分が修復されて、「真っ白な壁」が現れた。これに対する反発を受け、県文化観光局の関係者は、白く見えるのはもともとのウルファ石によるものだとし、時間とともに壁が、残りの部分のように古い外観と同化するだろうと述べている。

チャナッカレにある2000年前のアポロン神殿で歴史的な建造物が壊れたために行われた修復の反響が続く中、シャンルウルファでも議論を呼ぶ取り組みが全速力で続いている。昨年の豪雨で崩壊した歴史的な城の一部の新たな修復が大きな反発を生んだ。

シャンルウルファにある1200年前に建てられた城が、2013年の4月の豪雨で一部崩壊したために開始された修復が続いている。特別行政体によって2013年12月 17日に入札が行われたこのプロジェクトは1月24日に始められた。8月の終わりには完了することを予定した修復作業は国民を不安にさせている。

その理由はというと地域で時々小規模な地滑りがあるからだ。それらの地滑りは、城の下にあり、毎日何千人もの人々が訪れるバルクル・ギョル(聖なる魚の池)を脅かしている。

■もともとの石は使われない

もう一つの反発はというと、プロジェクトの範囲と外観についてだ。1200年前の壁で覆われた城の破壊した部分は、チャナッカレで議論を呼んでいる、アポロン神殿の修復時の外観を持ち合わせている。文化観光局は、可能であれば古い石を使っていたと主張し、白い外観は、もともと使われているウルファ石のためであり、 時間とともに壁が、残りの部分のように古い外観と同化するだろうと述べている。

専門家は、国際的なルールに言及し、修復にはまず古い石が使われる必要があったと強調した。そして、「修復では以前崩壊した部分が用いられるべきであった。しかしながら、古い石は見当たらない。国際的なルールは、それぞれ壊れてしまった部分を集めることを認めている。完全に建て直すことは間違っている」と述べた。

<後略>

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( 翻訳者:岡田 唯 )
( 記事ID:34729 )