国会、4党合意でイスラエル非難決議
2014年07月18日付 Radikal 紙


4党は国会本会議において、イスラエルの地上作戦を非難する共同声明を出す点で全会一致した。

ジェミル・チチェキ議長はイスラエルのガザ地区に対する地上攻撃についてこう述べた。「これは絶対に受け入れがたい事態だ。強い怒りをもって非難する。今こそ、この不正義に対して皆がストップを呼びかける時であります。事態がひどくならないうちに早急にて休戦がなされるべきです。これ以上の流血が起こる前に解決策を見つけなければなりません。」

国会は、労働法及びその他の法、条文の規定変更に関する法案審議、一項に記載される条項に関して審議を継続した。

審議の際、共和人民党(CHP)会派副代表のアキフ・ハムザチェビが発言し、イスラエルが報復の名のもとでガザ地区に向けて開始した軍事作戦が次第に当初の目的から遠ざかり、市民や子供たちまでもが犠牲になる事態に変わってきていると指摘した。

ハムザチェビ議員は、政府がこの事態をどのように捉え、どう対処するつもりなのかと説明を求めた。ハムザチェビ議員は市民たち、子供たちが犠牲になるようなすべての攻撃に対して、CHPを代表して非難すると述べた。

同議員は、現在の事態はトルコや国際社会の目の前で起こっていることだとした上で、「残念ながらトルコや国際社会は、傍観者である」と述べた。ハムザチェビ議員の発言について公正発展党(AKP)の議員が反発を示し、CHPとAKP両党の間で論争が起こった。

CHPのメルスィン選出国会議員のヴァハップ・セチェル議員がAKP議員の中に向かおうとしたが、CHP党員たちが制した。論争が長引くのを受け、国会のサドゥック・ヤクト副議長が審議に休憩をはさんだ。

■共通の姿勢

休憩の後、再び発言したハムザチェビ議員は、党を代表してイスラエルによるすべての攻撃を非難すると繰り返し、イスラエルの軍事行動を4党合意で非難する共同声明を出すよう主張した。

民族主義者行動党(MHP)のオクタイ・ヴラル副党首も外務省に対し、この件に関する情報を議会に提出し、政党として共通姿勢を取れるような土壌を作るよう求めた。

「このような雰囲気の中で実行すべきは、適宜、対処姿勢を示すことです」とするヴラル議員は、政党が共通の姿勢を明言することだと述べた。

AKPのアフメト・アイドゥン会派副代表は、過剰に地上作戦を始めたイスラエルは、無制限に市民、子供たちを見境なく殺害している、と述べた。イスラエルが国家テロを行っているとするアイドゥン議員は、当初からパレスチナ問題を自らの問題であるかのように考えている、と述べた。

アイドゥン議員も、イスラエルの侵攻に関して声明を出すべきだとした。

人民民主主義党のイドリス・バルケン会派副代表は、この件では政府がより積極的な外交を進めていくべきだとしたうえで、国際機関及び組織がこれらの攻撃を止める策を取る必要があると主張した。

バルケン議員もこの件について、議会として声明を出すべきだとした。これらの話し合いを踏まえ、国会のヤクト副議長は休憩をはさみ、各党の会派副代表らを集め て話し合いを行った。休憩の後、ヤクト副議長は共同声明を18日中に発表するとし、本会議の審議を終わらせる方向で合意に達したとし、その日の14時に会議を再開すると付け加えて、閉会とした。

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( 翻訳者:今城尚彦 )
( 記事ID:34742 )