軍、風紀を紊乱する者たちへの取り締まりで、支援の用意を表明
2014年07月11日付 Jam-e Jam 紙


【ジャーメ・ジャム・オンライン】軍統合参謀本部は声明を発表し、その中で、倫理的・文化的な規律を破る行為に対して、政府や関係機関が自らの役割をしっかりと果たしていくことが必要だと強調した上で、この分野で支援を行い、任務を果たす用意があると表明した。

 この声明には、次のようにある。

イランのイスラーム社会に放縦・放埒を広め、法的・イスラーム法的規律への違反行為を蔓延させるために、〔イラン国民の〕意志と宗教的コミットメントを弱体化させることが、「ソフトな戦争」で覇権主義体制やイスラーム革命の敵どもが狙っている戦略の一つとなっている。

 この声明はこのように指摘し、さらに次のように続けている。

宗教的・革命的価値観への人々の信仰と、聖法上の命令に対する彼らのコミットメント〔‥‥〕が、親愛なるイラン社会を世界の他の諸国民・諸社会にとって、インスピレーションを与える模範的存在にしている。こうした状況で、体制に敵意を抱く者たちが宗教的文化の基礎を破壊し、西洋の低俗な文化で置き換えようと企てていることに注意を払うことは、極めて重要である。

 声明は続きで、メディアの能力を活用し、衛星放送局を数多く立ち上げることで、貞節とヘジャーブの聖域を脅かし、それを侵犯する潮流を作ることが、イスラーム革命とイラン国民に対する「ソフトな戦争」と文化的侵略に向けた、敵の計略の一つとなっていると指摘し、文化や宗教的・倫理的価値観の保護に関するイマーム〔・ホメイニー〕の遺言と革命最高指導者の勧告に対して、一部の者が十分な注意を払っていないことに、不満を表明している。

 この声明はその上で、次のように言明している。

もし社会の各人、特に文化の領域を監督する責任者たちが文化的侵略や文化的夜襲、文化的大量殺戮、文化的略奪、文化的NATO、そしてソフトな戦争に関するイスラーム革命最高指導者の指摘・警告をしっかりと理解し、それに対して全面的な義務感を抱いていたならば、一部の者が文化的・倫理的な規律を犯し、法律を逸脱するような事態を今日目にするようなことは、間違いなくなかっただろう。

〔‥‥〕

 この声明ではさらに、〔‥‥〕イラン・イスラーム共和国の軍はこの領域で任務を果たす用意があると表明し、さらに

イスラーム共和国の軍全体、特に文化や情報、治安に関わっている部門は、文化的な風紀の乱れは国家の安全保障を脅かし、弱体化させる温床の一つであると強調するとともに、文化的・宗教的価値観の防衛と、風紀を紊乱させる者たち〔‥‥〕の取り締まりは自らの責務の一つである認識しており、この領域での支援に向けて、自らの持てる力を活用するつもりだ。

 と言明している。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:34745 )