ブルガリア国境、カプクレ入国新記録
2014年07月27日付 Zaman 紙


ヨーロッパ在住のトルコ人労働者らが、休暇のためにトルコへ戻ってくる。ラマザン・バイラムによる交通と相まって、国境門では大混雑が起きた。トルコへ入国する車両の税関はほぼ満杯で、列に並ぶ車両のドライバーたちは時折クラクションを鳴らしてこの渋滞に抗議した。

夏休みを過ごすため、ヨーロッパのトルコ人労働者のトルコへの入国が続いている。トルコ人労働者のうち、陸路を選んだ人々で、ブルガリアの国境にあるカプクレとハムザベイリ国境で大渋滞が起きた。
犠牲祭のため故郷に行く車の運転手らは、警察がパスポートチェックを行っている入口に長い列をなし、関税エリアは、ほとんど満杯だった。長い時間のかかる手続きに抗議するため、時々クラクションを鳴らして抗議した。また、運転手たちの間で喧嘩が起き、エディルネ県警は、カプクレ国境に騒動の鎮静化のために機動隊を派遣した。

ポーランドで暮らしていると話すトルコ人労働者のダヴト・ユルドゥズさんは、3時間トルコへの入国のために待っていると話した。「長い道のりを運転してきたが、ここほど待った場所はなかった。3時間入国のために待っている。セルビアよりもひどい。トルコ人がトルコの税関によって拷問を受けている。これの解消策が必要だ」

ドイツから来たハリメ・ギョクトゥーさんは、暑い気候の中を列で待たなければならなくなったことを述べて、「個人的には悲しい。自分の国に来て国境を通過した。しかしここから入国できていない。約2時間経っており、ここで最も長く待った。前方はまだ混雑している」と話した。

オーストリアから来たと話すエルタン・シャーヒンさんは、他国ではもっと短い時間しか待たなかったと怒りながら、「私たちが好きではないセルビアとブルガリアの税関では、門を開けて15分で税関を通過した。あそこでもここぐらいの車はある。それなのに、自分たちの故郷でとても待たされている。祭りに間に合わせたいが、3日間も道中にいる」と述べた。

ドイツから来たトルコ人労働者のアリー・カプランさんはというと、車のクラクションを鳴らしながら抗議する人々に怒り、「私たちの国民は忍耐力がない。他の税関で4時間近く待つこともある。そこでは誰も声を上げなかった。ここに来たらクラクションを鳴らしている。これは不当なことだ」と話した。

■毎年同じ拷問

フィリズ・ユルドゥズさんは、毎年同じ問題が起こっており、休暇の楽しみが半分削がれるとして次のように話した。
「私たちはギリシアとブルガリアを通り、他のヨーロッパの国も通過したが、このような不満はなかった。自分の国の警察は私たちに毎年この拷問をする。私たちはこれに嫌気がさしている。二日間も路上にいるが、こんな暑さの中で待ちたくない。休暇を楽しみにして帰って来るのにがっかりだ。自国の職員がこのような対応をするなら、我々は他の国を全く非難しないようにしよう」

■入国者数は新記録を樹立

カプクレ国境門で、先日入国者数の新記録が樹立された。税関当局からの発表によると、24時間で8,683台の車がトルコに入国して記録を作った。ここ1週間でも、カプクレ国境門からトルコに3万753台の車両で13万3,729人が入国し、7,386台の車両で4万1,127人がトルコからブルガリアへ出国した。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:34864 )