「女性はおしとやかに」アルンチ副首相発言に、女性反発
2014年07月30日付 Radikal 紙


ビュレント・アルンチ副首相の「公共の場で、女性は大声で笑わないよう」という発言に反論するために、女性たちはトゥンジェリの中心地で集まり、大声で笑った。

トゥンジェリで約40名の女性が、ビュレント・アルンチ副首相の「女性は貞淑であるべき。マフラム(夫、父、息子などの男性)と非マフラムの区別を知るべき。公共の場では大声で笑わず、惑わすような行動を慎み、純潔を守るべき」という発言に反論した。
セイイト・ルザ広場に集まった約40人の女性が「あなたも大声で笑おう」と書かれたプラカードを広げた。女性たちを代表したアイフェル・ベルさんは、トルコではほぼ毎日女性が数人殺されていること、また政府はこの件を傍観していると述べ、「トルコで女性は殺されている、毎日1、2人殺されている。女性たちは家の外では安心できず、政権は自分に都合の良いように動いている。女性の権利や女性の解放について、対策を講じない政権の幹部が出てきて、女性が大笑いすることを咎めた。どんな理屈だ、どういう考えなのか、理解不可能だ。私たちはトルコの啓発の象徴である。女性たちはこの社会の最も重要な人間である。男性と同様に女性は自由であるべきだ。しかし政権はもうここまできてしまった。女性たちが大笑いをすること、つまり笑うことにすら彼らは干渉するのだ。とても恥ずかしい。ビュレント・アルンチ副首相のこの発言を非難する」と述べた。

スピーチのあと、女性たちは一斉に大声で笑った。周辺にいた男性も大声で笑い支持をした。大声で笑っていた女性たちはその後、解散した。

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( 翻訳者:小幡あい )
( 記事ID:34895 )