嫌トルコ・テッサロニキ大司教、トルコ人観光客にもご不満
2014年07月31日付 Hurriyet 紙


テッサロニキのアンティモス大司教は、バイラム休暇のため、ギリシャを訪れる何千人ものトルコ人旅行客に嫌悪感を見せた。

トルコに、トルコ人に、そして近年ではトルコのドラマに対する厳しい姿勢で度々話題となっていたギリシャ、テッサロニキのアンティモス大司教は、今回は テッサロニキを訪れるトルコ人旅行客に不満を見せた。“アルファ”ラジオで話したアンティモス大司教は、「わからないのですか?トルコ人が旅行客と してテッサロニキに来ることは意図的なものです。本当の目的はほかにあります。明日、明後日と来て、私たちを(ギリシャと)切り離してしまうでしょう。テッサロニキニにお金を落としていくからと言って私たちの名誉を売って良いのでしょうか。私はこれを認めないし、闘っていきます」と述べた。

「今年は2千万人の旅行客が来るというのに、トルコのムスリム旅行客を受け入れる必要がありますか」と述べたアンティモス大司教は、ギリシャ国民に用心を怠らないようにとの呼びかけを行った。アンティモス大司教は以下のように述べた:「イスタンブルには30万人のギリシャ人がいたが3000人残った。テッサロニキは300年間支配下にあった。ギリシャ人は殺された。友好なんてどこにあろうか?ギリシャ人としての私の良心と信仰は、私たちをトルコ人に売ることを許さない。」

アンティモス大司教はなお、テッサロニキでイスラム美術館を建てようと発表したイナニス・ブタリス市長と、ギリシャ政府がテッサロニキ大学神学部内に、“イスラム教コース”ををつくろうとしていることを批判した。

■商店主は幸せ

テッサロニキ市民と、とくに商店主はアンティモス大司教に反対している。バイラムということで、テッサロニキでは多くのレストランにトルコ語のメニューリストが準備さ れた。テッサロニキの商店主たちは、トルコ人がとても良いお客であるということで一致している、テッサロニキ市の観光・国際関係コンサルタントのスピロス・ペンガス氏は、「トルコ人観光客への少数の反発は気にしていません。トルコ人観光客はテッサロニキの経済にとても有益である。トルコ人に対して恐れていることは無い。もっと彼らが来てくれれば」と述べた。バイラム休暇で何千人ものトルコ人観光客がテッサロニキを訪れた。金曜日から昨日までに5000人以上のトルコ人が、テッサロニキにある“アタテュルクの家”を訪問した。

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( 翻訳者:岡田 唯 )
( 記事ID:34904 )