AKP大統領選挙広報ビデオ、ブレーク中―一晩に100万人視聴
2014年08月02日付 Yeni Safak 紙


大統領選でエルドアン首相を応援するキャンペーンの一環で、公正発展党(AKP)コンヤ県支部が作成したショートフィルムが一晩で100万再生を達成した。AKPが政権を担う以前のトルコを描いたこのショートフィルムでは、ギュル大統領、エルドアン首相、アルンチ副首相、ダヴトオール外相の子ども時代の様子も登場する。

ショートフィルムのタイトルは「あなたは決して独りで歩いているのではない。ウズンアダム」(訳者註:ウズンアダムはエルドアン首相の愛称)である。このフィルムで最も注目されるシーンは、アブドゥッラー・ギュル大統領、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相、ビュレント・アルンチ副首相、アフメト・ダヴトオール外相が小学校の同じクラスにいる場面だ。その場面では、襟にそれぞれの名前のイニシャルがある、未来のトルコの最重要人4人が授業の終わりに肩を組み、手を取り合って歩く姿が映される。

■「ラマザン明け礼拝に連れて行くはずだった我が子を失った父親の味方」

ショートフィルムでは、凄惨な状況を呈すイスラーム諸国に対するトルコの態度が次のような文言で強調されている。
「トルコ国旗は、虐げられ泣いている人のそばにある。我々はガザの、シリアの、ボスニアの味方だ。そしてラマザン明け礼拝に手をひいて連れ立って行くはずだった子供を失った父親の味方だ...」

■歴代首相メンデレス、オザル、エルバカン、エルドアン

ショートムービーでは、クーデターに対抗し、民主主義を訴えてきたリーダー達も忘れられてはいない。

■「日夜進む」

ラストシーンでは、大統領候補のエルドアン首相が背を向けて歩くのにあわせ、アシュク・ヴェイセルの有名な民謡『Gidiyorum gündüz gece(日夜進む)』が流れる。そしてその後、このショートムービーのタイトルでもある「あなたは決して独りで歩いているのではない。ウズンアダム」の文字とともに、大勢の人がエルドアン首相の後につづいて歩きはじめる。

■ダヴトオール外相も登場

このショートムービーのためコンヤ県内各地で10回もの高技術を用いた撮影が行われた。また撮影後の制作にも20日を費やした。『あなたは絶対に独りで歩いているのではない。ウズンアダム』ではダヴトオール外相をはじめ、コンヤ広域市のタヒル・アクユレキ市長、AKPコンヤ支部のアフメト・ソルグン支部長、そしてAKPの県・郡支部の面々が妻や子供とともに撮影に参加し、撮影参加者は70名にも上った。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:34940 )