流出美術品5000点、トルコへ戻る
2014年08月08日付 Radikal紙


文化観光省は、この10年で歴史的美術品約5千点の国外からの返却を実現した。

アッティラ・コチ元文化観光大臣の時代から始まり、エルトゥールル・ギュナイ前大臣によって急速に進められてきた返却作業は、オメル・チェリキ現文化観光大臣のもとでも続いている。
私たちの国から違法な方法で流出した美術品のために、トルコは以前までは外務省を通して申し入れを行うのみだった。ただカールーンの宝物やエルマルの宝物のようないくつかの美術品に関する訴訟プロセスを始めていたが、これらの訴訟が非常に長引き、そして膨大なコストがかかったため、他の美術品について追求することはなかった。しかしこの10年で文化観光省の方針が変更となり、美術品の追跡がなされた。
特にエルトゥールル・ギュナイ前文化観光大臣の時代に、私たちの国で発掘を行った外国の考古学者らやその国の省庁へ「さあ、美術品を返して下さい。さもなければ考古学的な発掘をやめさせます」という形でのアプローチは有効だった。ボアズキョイのスフィンクスをはじめ、ヘラクレス像の上半身がこのようなアプローチにより返却された。 
他方では、トルコにある美術品で展覧会を開くことを望むMET(メトロポリタン美術館)、大英博物館、ヴィクトリア&アルバート博物館、ベルリン博物館のような大きな博物館の館長に「まずあなたがたのもとにある違法に持ち出された美術作品を返却してください、それから展覧会について合意をしましょう」と伝えた。これは重要な結果をもたらした。文化観光省はUNESCOをはじめとする国際プラットフォームででこれらの国々を非難し、美術品の返却を強制的に促す発表を行った。
私有のコレクションについても、省内に設けられたチームが世界の全てのオークションを注視した。オークションハウスに美術品が我々の国から違法な方法で持ち出されたという情報を伝え、ある意味で周囲からの圧力を創出した。外交的なルートから、それらのオークション会社が自国の法を犯していること、そしてUNESCOが下した勧告決定を想起させた。これにより結果が得られなかった場合、再びその国の警察機関と合法なかたちで連絡を取り合いながら、時にはインターポールの仲介でコレクション所有者やオークション会社へ圧力をかけた。私有のコレクションに対してはまず誠実な姿勢が示され、それから法的な権利を指摘した。トルコのこれらの努力は、一部のコレクターからは理解され、コレクターから自発的に返却された美術品もあった。最近ではアメリカ合衆国のリック・オーライアン氏とキョウコ・シュミット氏が所有するアンフォラがトルコ大使館にこのようなかたちで返却された。

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(翻訳者:四村美里)
(記事ID:35007)