AKPで党内アンケート、次の党首はだれ?
2014年08月12日付 Radikal 紙


公正発展党(AKP)内で、エルドアン首相の後継の党首および首相のアンケートが行われた。中央決定執行委員会(MKYK)構成員に1人の名前が聞かれた。

エルドアン首相が大統領選に勝利した後、人々の目はAKPに、また新党首および新首相が誰になるかに向けられている。AKP中央決定執行委員会 (MKYK)は昨日(11日)集まり、新党首が選出される臨時党大会が8月27日に招集されることが決定された。党のトップに来る人物について、エルドアン首相は今後協議を行う予定だ。トゥルキイェ紙の報道によれば、AKPは首相および党首の職務を8月28日まで続けると発表したエルドアン首相と臨時党大会に向かう。党則によれば、党大会開催決定の公示から15日後に臨時党大会が招集されなければならない。MKYKが決定した日程によれば、8月27日10時に アンカラ・アリーナ体育館で党大会が招集され、唯一の議題は党首選挙となる。エルドアン首相は、8月28日にギュル大統領から職務を引き継いだ後、AKPの新党首に組閣の任務を与える。MKYKにおいて、新党首が誰になるかに関する「人物」評価は行われなかった。エルドアン首相は臨時党大会までの間に、協議体制を指揮していく。この枠組みにおいて、国会議員および党構成員に加え、世論調査によって新党首に関する動向がうかがわれる。

■アンケートで聞かれたのは1名

中央決定執行委員会(MKYK)構成員に封をされて配られた用紙では、誰が党首となるのを望むかが問われた。MKYK構成員は配られた用紙に1人の名前を書き、封をして党執行部に提出した。全構成員は、新党首に関する考えを3期ルールに則らずに書いたことがわかった。首相に関して名前があがっている人物の うち1人は、ビナリ・ユルドゥルム元交通海事通信相である。

■ダヴトオール外相の名があがる

AKPの新党首および新首相が誰になるかに関して、舞台裏では様々な名前が話されている。エルドアン首相の「党首および首相は同一人物であるべきだ」とい う発言により、ヌマン・クルトゥルムシュ副党首が首相になるチャンスはない。結果として、三期の原則に抵触する人物のうちからでも党首になることができるだろうというエルドアン首相の発言は、ビナリ・ユルドゥルム元交通海事通信相、ビュレント・アルンチ副首相、アリ・ババジャン副首相の名前があがる理由となった。しかし、舞台裏で主に話されている人物はアフメト・ダヴトオール外相とビナリ・ユルドゥルム元交通海事通信相である。
8月28日に大統領職を移譲後、AKPに戻ると述べたアブドゥッラー・ギュル大統領が党大会で党首候補になることは可能ではない。ギュル大統領が候補になるための唯一の方法は、8月28日を待たずに辞職することである。しかし、この選択が取られることは期待されていない。ギュル大統領の党首および首相就任は、おそらく2015年の選挙後に焦点となるだろう。

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( 翻訳者:安井 悠 )
( 記事ID:35048 )