エボラ熱疑いのトルコ航空機ナイジェリア人乗客、隔離措置(続報、エボラの疑い晴れる)
2014年08月12日付 Milliyet 紙


トルコ航空(THY)の飛行機で起こった「エボラ熱」騒動ののち、保健省から重要な発表がなされた。

トルコ航空のエアバスA330機にて4歳の子供と旅行中の34歳のナイジェリア人女性の乗客は、機内で高熱と吐き気を乗務員に訴え、病状は機長に伝えられた。機長はこの病気への対策のため滑走路に医療チームを要請した。

着陸したトルコ航空の他の乗客らはターミナルに連れて行かれた。症状を訴えた乗客への最初の手当はアタテュルク空港のポートクリニックの医療関係者によって機内で行われ、トルコ国境沿岸保健総局のスタッフによっても、対策が講じられた。ナイジェリア人の乗客は、保健スタッフに妊娠している可能性を伝えた。

エボラウイルスには感染していないと思われるが、熱があると訴えていたナイジェリア人の乗客とその子供は治療を受けるため、ハセキ教育・研究病院感染症クリニックに担ぎ込まれた。またトルコ航空のラゴス~イスタンブル間のフライトを行った飛行機の消毒が行われたことが明らかにされた。ナイジェリア人のオモワラさんは、病院前の救急車の中で約一時間の足止めを食らった。職員らは、大人と子供では(扱う)感染症クリニックが異なるとしたが、子供が母親から離れたくないといったため、県保健総局からの指示を待っていて遅れが生じたと述べた。ナイジェリア人女性とその子供はその後別々にクリニックに運ばれた。

■保健省からの発表

一方保健省により、イスタンブルのエボラ熱疑惑で、隔離された病人に関し、文書での発表がなされた。

発表では、ナイジェリアのラゴスからスペインのバルセロナへ向かうイスタンブル乗継便のTHYの飛行機が、アタテュルク空港に今日12日の朝に着陸したが、乗客の一人のナイジェリア国籍の34歳の女性に「高熱と吐き気」の症状があったため、保健省・トルコ国境沿岸保健総局アタテュルク空港保健管理センターが赴き、当該の病人が飛行機から降ろされる前に、対策として(未然に感染を防止するために)隔離されたことが明らかになった。

病人と一緒に旅行をしていた4歳の子供の最初の診察が機内で行われたこと、さらにその後救急車で搬送され、イスタンブルのある病院に隔離されていることが明らかにされ、以下のように述べられた:
「病人は、専門家によって治療と経過観察が続けられており、健康状態に関しての詳細な発表は状況を見て行われる予定です。当該の病人において、今現在エボラウイルスに感染していると断言できませんが、彼女がナイジェリアから来ているため、保健省としてどんなわずかな兆候も見逃さず慎重に観察しております」

最終目的地がバルセロナである旅客機は消毒され、またわずかな感染も防ぐため「徹底した清掃と消毒」が行われたと発表された。

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( 翻訳者:松井友紀 )
( 記事ID:35049 )