サウジアラビア:大ムフティーが声明発表、「ダーイシュ」と「アル=カーイダ」の所業はイスラームの最たる敵
2014年08月20日付 al-Hayat紙


■サウジのムフティーが声明発表:「ダーイシュ」と「アル=カーイダ」の所業はイスラームの最たる敵

【リヤード:本紙】

最高ウラマー会議議長を務めるサウジアラビアの大ムフティー(訳注:スンナ派のイスラーム教国におけるイスラーム法に関わる官吏の最高位者に対する称号、イスラームの宗教指導者たるムフティーの最高位)であるアブドゥルアズィーズ・ビン・アブドゥッラー・アール=シャイフ師は、「ダーイシュ」や「アル=カーイダ」組織の行いやそこから派生したものについて、「これらはイスラームの内から出でたるものではなく、イスラームが敵とするところの最たるものである。実際にムスリムが彼らの犯罪に巻き込まれているように、ムスリムこそがその最たる犠牲者である」と強調した。同様に、大ムフティーは過激派集団を指して「現代のハワーリジュ(逸脱者)」と呼び、「中道と穏健の道を歩むこと」を強く呼びかけ、「それこそがイスラームの無欠と美徳を示すものである」と強調した。

アール=シャイフ師は昨日(19日)、イスラーム共同体に向けて「啓蒙(けいもう)と追憶」と題した声明を発した。「サウジ報道局」がこれを報道した。大ムフティーは声明で、(「ダーイシュ」や「アル=カーイダ」など)これらの集団は、「イスラームの内ではなく外に位置する集団であり、イスラームの教えを順守するイスラームの民に数えられる者ではない。かの集団はハワーリジュへ至る道であり、ムスリムを過ちへと誘い彼らの血と希望を奪ったことから、イスラームから外れた集団の筆頭として挙げられる」と述べた。

大ムフティーは続けて、「今日の世界は混迷を極めている。二聖都の守護者アブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール=サウード国王とその息子である皇太子、さらにはその後の世継ぎを、アッラーのご加護を授かった指導者として囲い、言を交わし互いに結びつくことをアッラーはわれわれに可能ならしめなさった。したがって、サウジアラビア王国にいるわれわれは、互いに互いを結び付けまとめあげるこの強固な体制を維持せねばならず、決して、国境の外で生じている分裂や対立の要因をしてわれわれ同士の対立の原因としてはならない」と述べた。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:辰巳新)
(記事ID:35127)