ザンギャネ石油相「引き続き、制裁を回避する」
2014年09月03日付 Jam-e Jam 紙


【ジャーメジャム・オンライン】石油相は、我々は経済制裁を公式に認めてはいないと強調し、こう述べた。

制裁を回避するために自らの責務を果たしていくだけだ。

ビージャン・ザンギャネ石油相は、シャーナーとのインタビューで、イランに対するアメリカの新制裁が承認されたことに言及し、こう述べた。

これらの制裁は、抑圧的で違法なものだ。我々は引き続き制裁を回避するために責務を果たしていく。

石油相は、2014年度国家予算案補足2第Q項に規定された石油産業における700億ドル超の計画の説明と経済評議会への提出を発表し、こう発言した。

この計画は、現在、経済評議会において審議されている。

また、同石油相は、イラン国内における燃料の販売価格とペルシア湾でのFOB価格(貨物を本船に積み込んだ時点の「本船渡条件価格」)との差額が年額で800億ドル超に達していると述べ、これに関する消費モデルの是正のための計画立案の必要を強調して、こう語った。

既述の計画の一部は、エネルギー消費の適正化に関連したものである。

石油相は、(上記国家予算案)第Q項によりサウス・パールス油田第11フェーズ[※]に関わる責任の範囲が明確にされる可能性はあるのかとの質問に対し、これを否定して言った。

この問題についても経済評議会に計画を提示する予定である。

同石油相は、目下、事務的な手続きが行われている最中であり、同第11フェーズ開発計画の契約事業者を早急に選定するつもりはないと発言した。

※サウス・パールス油田第11フェーズ開発計画からは、フランスのトタル社、中国のCNPCが撤退し、その後、ペトロパールス社が開発契約を締結したが、2014年4月に同社の撤退も発表された。

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( 翻訳者:冷眼傍観 )
( 記事ID:35265 )