今日はアジア・チーター・ナショナルデー(2)
2014年08月31日付 Jam-e Jam 紙

13年間に及ぶプロジェクト

 国連の協力を得てアジア・チーター保護プロジェクトが開始されてから、十数年が経つ。このプロジェクトはあらかじめ定められていた3つの方針、すなわち教育・啓蒙、研究、そして生息地の物理的保護を核として、今も進められている。

 国際アジア・チーター保護プロジェクト長は、次のように指摘する。

国際アジア・チーター保護プロジェクトがスタートして、今年で13年目である。しかしこの間、1年間このプロジェクトが停止状態に陥ったことがある。重要なのは、新たなフェーズが始まった現在、制裁が原因でプロジェクトに割り当てられている予算は最低限にまで削減されてしまっていることだ。


 ジューカール氏は次のように続ける。

UNDPが年間8万ドルの支援をこのプロジェクトに提供してくれるようになって、約2年になるが、しかしこの額はそれ以前に比べて、ずいぶんと減らされてしまった。というのも、2001年から2004年の4年間で、このプロジェクトには100万ドル以上が計上されていたからだ。

 同氏によると、支援額の減額は、制裁に原因の一部があり、またこの機関〔=UNDP?〕がプロジェクトの10年目に、この間の活動は十分なものだったと判断したことも、その原因となったという。こうしたことからプロジェクトの中止が決定されたが、〔UNDP内の?〕イラン人グループの活動によって、このプロジェクトは復活した。重要なのは、もし制裁が解除されれば、さらに多くの国際的支援を利用することが可能になる、ということである。

 約3年前、このプロジェクトの国際的な支援機関〔=UNDP?〕は、このプロジェクトがチーターを絶滅から救うためにできることはすべてやったと判断し、プロジェクトの終了が決定された。ジューカール氏はこの件について、次のように付け加えている。

プロジェクトの閉鎖について、私に呼びかけがあった。しかし環境庁内で、私たちはプロジェクトが休止されないよう努力した。幸運なことに、私たちはプロジェクトを2016年まで継続させることで、UNDPを説得することに成功した。

 同氏は、13年間でこのプロジェクトによってしっかりとした成果が達成されたのかとの疑問に対し、次のように述べている。「成果が得られなかったとは考えていない。というのも、私たちは当初、〔チーターの〕頭数の少なさに直面していたわけで、もしこのプロジェクトがなかったならば、今頃チーターは絶滅していた可能性が高いからである」。

 ジューカール氏はアジア・チーター保護のために環境庁に割り当てられている予算について、次のように述べている。

予算額の算定は極めて厳しい。というのも、このプロジェクトは〔国内の〕すべての環境保護区を保護するために割り当てられた予算から捻出されているからだ。もちろん、この計画にはより多くの仕事が充てられている。


つづく




本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

Tweet
シェア


つづきはこちら
関連記事(環境庁長官、サッカー・ナショナルチームのユニフォームのチーター絵柄騒動で回答)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:エプール・シムオーベ )
( 記事ID:35270 )