エレベーター墜落事故の関係会社社長、驚きの発言
2014年09月07日付 Zaman 紙


メジディイェキョイで労働者10人が32階から地上階に叩きつけられ、痛ましいかたちで命を落とした事件に関して、トルンラル建設のオーナーであるアズィズ・トルン氏が驚くべき発言をした。同氏は発言の中で「これらはこの部門特有のことだ」と述べた。

メジディイェキョイの建設中の高層住宅で労働者10人が死亡した、エレベーター事故に関し、トルンラル・グループの経営者、アズィズ・トルン氏は記者会見を開いた。

■「私も10日前に同じエレベーターを利用した」

エレベーターがいつも故障していたという主張に対し、アズィズ・トルン氏は「このエレベーターは、どの建物にも一つあり、人荷共用エレベーターとして知られている。私も10日前に同じエレベーターを利用した。このエレベーターは人と荷物の輸送用に設計された。その目的で作られたエレベーターだ」と返した。

■「故障時には彼らが対応している」

アズィズ氏はエレベーターの整備が行われていなかったという主張に対しても、「全くの嘘。毎日その場には、このエレベーターをレンタルした会社の社員がいる。故障時には彼らが対応している。私は10日前もこのエレベーターに乗った。現場付近をうろうろしている人々がここで働いていたかのようにこう発言している」 と答えた。

■「現場にいたすべての仲間が身柄を拘束された」

アズィズ・トルン氏は、現場では平日は23時まで、土曜日は18時までが就業時間であったことを明らかにし、「昨日労働者らは建築材を、準備作業のために出していたと思われる。通常であれば18時は我々の仕事が終わる時間だ。現場にいたすべての仲間は身柄を拘束されたため、その(現場にいた)理由はわからない」と答えた。

■「我々は賠償の支払いを追及する」

弁護士が現場で調査を行なったと話すアズィズ氏は「この事故がどうして起きたのかは、責任者らが専門家の報告書のもと、必要な調査を行って明らかとなるだろう。司法・行政捜査が行われている。結果、ミスを犯した者が誰であったとしても、我々はその賠償の支払いを追及する」と述べた。

■「法律が必要とするすべての措置は不備なくとられている」

トルン氏はすべての仕事で労働安全教育が行われていると言い、「管轄省庁はすべての検査を行なっている。4月にも検査が行われた。法的に必要な措置は不備なくとられている。」と主張した。

■「これらはこの部門特有のことだ」

アズィズ・トルン氏はある新聞記者の事故に関する質問を受け、このようなあきれた発言をした:「この質問をそのようにしたため、あなた方を非難します。とても悲しいことだが、労働者1500人が働く現場でどれほどの教育がなされようと、彼らが同じ感覚ではないことを我々は知っている。この種の事故の発生もこの部門特有のことである。もちろん我々の建設現場でこのような事故が起きないことを望んでいる。必要な措置はとられている。とにかく私たちはこの責任の代償としてこの問題を追及していく。」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:星井菜月 )
( 記事ID:35289 )