「イスラム国」幹部、イスタンブルで逮捕
2014年09月11日付 Radikal 紙


最も捜し求められているISISのメンバーの1人であるモロッコ系フランス人のモウラド・ファレスが、先月イスタンブルで捕らえられフランスに送還されていたことが明らかになった。

フランスの諜報機関がISISとの戦いで最も捜し求めていた人物のうちの1人であるモロッコ系フランス人のモウラド・ファレスが先月ひそかにイスタンブルでトルコ警察によって逮捕されていたことが明らかになった。
フランスメディアは、トルコがファレスを昨夜ひっそりとフランスへ送還したと報道した。RTLラジオは、ファレスが今朝パリのテロ対策担当判事の前に引き出されたと伝えた。
NTVからのカイハン・カラジャ記者の報道によると、フランスとスイスの国境にあるトノン・レ・バインズバン市で生まれた29歳のファレスは、ISISに参加して戦うためにフランスで構成員を集める組織をつくったとして訴えられている。
フランスメディアで報じられた情報によると、ファレスは8月に公式な文書を得るためフランスにあるイスタンブル総領事館を訪れた。
彼に文書を渡したフランス当局は、ファレスのイスタンブル・アタテュルク空港での逮捕のためにトルコ当局へ申請した。 
申請に対し前向きな返答をしたトルコ警察は、ファレスを8月16日に捕らえた。送還手続きのために、ファレスが逮捕されたことは今日まで秘密にされていたことがわかった。
フランスの諜報機関は、フェイスブックのアカウントで自分自身を“イブ・ハサン”と紹介したファレスが、2013年7月からこれまでシリアにいたと明らかにしている。
ファレスの尋問によって、彼のような他のISIS構成員らの逮捕が期待されていると言われている。
フランス政府のデータによれば、ISISに参加して戦っていると言われる3千人の西洋人のうち、約9百人がフランス人であるという。

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( 翻訳者:四村美里 )
( 記事ID:35322 )