シリア行きの韓国製中古車4000台、4か月半待機中
2014年09月15日付 Milliyet 紙


シリアの輸入業者が反体制派のコントロール下にある地域で販売するために韓国で購入し、船で運んできた4000台の中古車は、税関通商省が実施している出入国禁止により、4ヶ月半の間イスケンデルン、メルスィン、タシュジュの港で待機中である。輸入業者らは、この禁止による損害額が150万ドルを越えたと話した。

ハタイのレイハンル郡のファーティフ・チメン氏は、港で待機中の自動車の、トルコ側の手続きを担っていた。彼は、税関通商省が2013年12月26日に下した決定により、韓国で船に載せられ、1ヶ月の航海を経て5月にトルコに到着した自動車のシリアへの輸送に許可がおりず、困っていると話した。チメン氏は自動車の輸送にストップがかかり、返品もできないと話し、「中古車は1ヶ月かけてトルコに運ばれてきた。港に場所がないため、自動車はヨルダンとマルタに運ばれ、再びトルコに持ち込まれた。2014年5月から今日までトルコの港で待機中だ。禁止が決定する一日前に出荷された、この自動車が最後にシリアに運ばれることを望んでいる」と話した。

シリア人輸入業者のアブデュルマジド・ヨーゼフ氏はというと、現在港には複数の会社の約4000台の自動車が置かれており、自動車一台につき一日5ドルの場所代を支払っていると話した。ヨーゼフ氏はイスタンブル商工会議所の会員でもあり、「韓国で購入し、シリアに運び販売している。禁止の決定により、自動車は港に置かれたままになっている。自動車が港で待機し、予定通りにシリアに輸出できなかったことで、150万ドルの損害となった。今ある自動車を販売するために税関通商省が許可を下すことを望んでいる」と語った。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:百合野 愛 )
( 記事ID:35354 )