イラン車という名の中国車(4)―海外ブランドは核交渉の結果待ち
2014年09月04日付 Jam-e Jam 紙
類似トピックを報じたhttp://forum.downallfa.com/showthread.php?t=10120より
【ジャーメジャム・オンライン】自動車製造者協会会長のアフマド・ネエマトバフシュ氏は、「なぜ自動車メーカーは質が高く定評ある世界の自動車ブランド[との提携・モンタージュ生産]を模索しないのか」という質問に答え、ジャーメジャム紙に対して次のように述べた。
イランは何年にもわたり制裁を受けており、海外の信頼できる自動車メーカーが我々と契約できない状況では、イランの市場に中国企業が参入して来るよりほかないのだ 。
彼は次のように付け加えた。
制裁によって、それ以前にイランの自動車メーカーと提携していた、ベンツやルノー、その他の世界的な自動車メーカーは我々との協力関係を断ち切った。そして、国内の自動車メーカーも自動車産業の命脈を絶やさぬために、中国メーカーとの提携を模索せざるを得なくなったのである。
彼は次のように指摘した。
方で、イランの自動車メーカーの生産ラインにある中国産自動車にはヨーロッパの55の[原文まま]基準が適用され、イラン標準化機構もこれらの自動車の品質をコントロールしている。勿論、安全性や基準は最低限のものではあるが、国産車、および、中国から輸入された自動車の全ては、この基準のもとで造られており、心配には及ばない。
ネエマトバフシュ氏は、さらに、次のように述べた。
私は中国を擁護するつもりはないが、ここで問題なのは、これらの自動車には買い手がおり、我々の自動車メーカーがそれらの自動車を生産しているということである。勿論、誤解がないように言えば、中国でも質の高い自動車や部品は製造されており、我々の自動車メーカーも高品質の製品を生産することに留意しなければならない。
自動車製造者協会会長は次のように付け加えた。
現在、世界の高品質な自動車産業ブランドは、みな手をこまねいて5+1諸国との[核]交渉の結果を待っているところだ。もし、現在の政治的障壁が取り払われたら、我々の自動車メーカーは信頼できるブランドとの提携を模索するだろう。そしてその時、もし中国が自己刷新を しなければ、市場から 排除されることになるだろう。
(ムハンマド=ホセイン・アリーアクバリー/経済部)
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( 翻訳者:FM791 )
( 記事ID:35361 )