イズミル空港で遺体発見、死因究明中
2014年09月19日付 Yeni Safak 紙


イズミル・アドナン・メンデレス空港滑走路端にて、40歳代男性の遺体が発見された。この男性はアラブ系とみられ、航空機の着陸装置のスペースに隠れ搭乗していたが、着陸装置が開いたところ、落下したとみられている。

アドナン・メンデレス空港で日々行われる早朝フライト前の滑走路パトロールで、職員が滑走路端で男性の遺体を発見した。警察局空港支所のチームが捜査を開始した。

男性は40歳代であると特定される一方、身元を確定する証拠は出ていない。男性の着衣より、アラブ系、中東出身の可能性が挙げられている。捜査関係者は、事件解決に向け空港の監視カメラを調べる一方、18日夜に着陸をした航空便及びその出発地点をリストアップした。

専門家は、死亡した男性は飛行前に航空機の着陸装置のスペースに隠れ、着陸の際に落下した可能性を指摘している。捜査関係者は、イズミルから出発する飛行機に隠れて乗機した可能性も排除されないことを、検証の結果如何ではありえると主張した。

その一方、昨日18日夕方、イスラエル・テルアビブのベン・グリオン空港に救急飛行機として用いられたトルコ空軍司令部所属のC-130型航空機が、着陸した。同機は、ガザ地区のエレズ境界門を通過した子供7人、女性4人を含むパレスチナ人21人の負傷者を引き渡した後、同日22時頃アドナン・メンデレス空港に帰着した。関係者は、イスラエルの空港警備は極めて堅固であり、軍用機に(着陸装置に隠れ)乗ることは不可能であると述べた。しかし、このフライトも検証された。

また、高度8,000~11,000mで飛行する航空機において、外気が平均-57℃に下がること、酸素濃度が非常に薄く、気圧により(着陸装置に隠れて便乗することは)特別な防護措置なしには30秒~2分で死亡する。だが、着陸装置のスペースに入り、問題なく助かった人間も非常に稀だが存在する。

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:35379 )