ギュル元大統領、新党結成の噂を否定
2014年09月20日付 Milliyet 紙


大統領の職を移譲して以降初めてカイセリを訪れたアブドゥッラー・ギュル元前大統領は、新党結成の噂に関し、「これらの噂には何の根拠もありません」、と否定し、またレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領やダヴトオール首相を称賛した。

第11代アブドゥッラー・ギュル大統領は、8月28日の職務移譲以降初めての出身地であるカイセリへの訪問で、新たに結成される政党に参加するという噂をきっぱりと否定した。ギュル氏は、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領やアフメト・ダヴトオール首相への支持を表明する言葉を繰り返した。

ギュル氏は昨日(9月19日)、生まれ故郷であるカイセリにTC-FTGのプライベート機で到着した。エルキレット空港では、トルコ大国民議会 (TBMM)の副議長であるサドゥク・ヤクト氏を含む集団がギュル氏を迎えた。また市民らは空港の前で手にバラの花を持ってギュル氏を歓迎した。ギュル氏の最初の訪問場所はカイセリ広域市市役所であった。ギュル氏はここで、「ご存知の通り、私はカイセリで政治人生をスタートしました。全国民を代表する国の長として、7年間この名誉ある職務を担えたのは、まずここカイセリの人々が私にその道を開いてくださったからです」と述べた。

■’素晴らしき私の友人’

ギュル氏は「私の職務を、素晴らしき友人である親愛なるエルドアン氏に譲り渡すことにどれ程大きな幸せを感じているか、私たちは移譲式典においてトルコのみならず世界中に示しました」と述べ、「大切な兄弟であるレジェプ・タイイプ・エルドアン氏が、私から譲り受けた大統領の地位において、この旗をより一層前進させるであろうこと、そしてトルコが確実により強く、豊かで、幸福であり続けることを、私は信じています」と語った。ギュル氏はアフメト・ダヴトオール首相についても発言し、「同様に我々トルコ政府もまた、私が政治、或いは国政に導いた素晴らしき友人であるアフメト・ダヴトオール氏を首相とし、非常に強力なかたちで職務を遂行し続けている」と述べた。

ギュル氏は、「政治復帰は考えていますか?」との質問に対し、「時折新党結成などといったことを述べる人たちがいるのは知っています。これらには何の根拠もありません、正しくありません」と答えた。任務を終えた大統領は、どのように振る舞おうと、大統領のように振る舞うと強調したギュル氏はまた、次のように述べた:「よって、友人らの手助けをしていきます。全ての友人たちを、トルコ政府を手助けしていきます。親愛なる大統領が常により一層成功するために、どのような形であっても、必要とあらばもちろん、どのようなサポートでもします。トルコ政府、首相、大臣たちは、皆が大きな確固たる決意をもっており、国と国民への奉仕のためにすべての経験があることは、皆さんによって知られています。いつも彼らに誇りを持っています。彼らの成功のためにどんなサポートでもしていきます。」

■カイセリで金曜礼拝

会見の後、カイセリ出身の実業家であるファルク・カラマンジュ氏やアリ・キバル氏が、アブドゥッラー・ギュル大学支援ワクフに寄付をした、エルジエス山のホテル建設が計画されている敷地についての合意に署名がされた。ギュル氏はカイセリ訪問の後、歴史あるフナト・モスクで金曜礼拝を行った。礼拝の後、カイセリ市場を訪れ、パストゥルマ屋やその他の商店を訪問した。ギュル氏は訪問の後ツイッターで、「故郷以上に温かい場所はない」とツイートした。

■実家訪問

第11代アブドゥッラー・ギュル大統領はカイセリにある実家を訪れた。ギュル氏の兄弟であるマジト・ギュルさん、彼の妻であるレイハン・ギュルさん、甥のアフメト・ギュルさん、母親のアデヴィイェ・ギュルさん、姪のサルマン・ギュルさん、父親のアフメト・ハムディー・ギュルさん、そして息子のアフメト・ミュニル・ギュルさんが集まった。

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( 翻訳者:木全朋恵 )
( 記事ID:35385 )