首相、「民族、宗教の別なく支援」―国境へシリア・クルド避難者殺到
2014年09月20日付 Milliyet 紙


ダヴトオール首相は、昨日(19日)、アゼルバイジャンの首都バクーで訪問したトルコ共和国国民教育省管轄の「トルコ学校」で、「イスラム国」の攻撃から逃れてトルコ国境にのがれていた何千人もの避難者についての質問に答えた。

先日おこなわれた「トルコ問題解決プロセス会議」でもこの問題に関するさまざまなシナリオが検討されたとするダヴトオール首相は、「最初の目標は国境において人道的な支援をすることだった。国境地帯の県知事らには、昨晩、必要なことをすべてするようにとの指示をだした」と述べた。

■「人間としての務め」

ダヴトオール首相は、「約4000人のシリア人が国境に押し寄せているという知らせをうけ、クルトゥルシュ副首相や関連閣僚と協議した。必要な指示を出した。あまりに突然のことなので、早急に体制を整えるよう努めている」と述べた。

トルコは、力の及ぶ限り、またできる限り、トルコに逃げ込もうとするすべての人に、できるだけの支援をするとするダヴトオール首相は、次のようにつづけた。「いかなる民族でも宗教・宗派でも、区別はしない。何より大事なことは、シリアの人々が、自分たちの故国で生きていけることだ。シリアの人々を助けることは、我々にとって、歴史的、かつ、人道的な務めだ。」



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:和泉由美子 )
( 記事ID:35387 )