シリアからの難民、2日間で10万人、すでに160万人―トルコの70県分の人口上回る
2014年09月22日付 Hurriyet 紙


「イスラム国(IŞİD/ISIS)」による襲撃をのがら、ウルファに到着したシリア系クルド人の数は、20万人に達した。記録登録をおえた13万人は、「暫定保護センター」に落ちついた。国連の数字によれば、ここ3日を含め、トルコに避難したシリアからの難民の数は、160万人に達した。この数字は、トルコの11の大都市を除く70県の分の人口を上回る。

この直近の避難民の波により、すでに157万人に達した(トルコに入った)シリア人の数は、イスタンブル、アンカラ、イズミル、アンタリヤ、アダナ、ブルサ、コジャエリ、コンヤ、ウルファ、ディヤルバクル、ガズィアンテプを除く全県の人口を上回る。


■2日間で、10万を超す難民

国連の高等難民委員会は、シリアからトルコに逃れた難民が、これまでないほどに増えているとしている。
国連の高等難民委員会トルコ代表のキャロル・バチェラー氏は、「2日の間に10万人が国境を超えトルコに入るといった事態は、これまでの3年半の間にはなかったことだ」と述べた。金曜と土曜に7万人のシリア人がトルコに入ったことを確認したとするバチェラー氏は、「全員がきちんと確認され記録されたわけではない。10万人を軽く超えている可能性がある」と述べた。

■160万人に近づく

トルコに滞在する難民の数は、160万人に近づいている。国連関係者は、この数字がどこでとまるのかがわからないという。イラクとシリアでテロを行っている「イスラム国」は、シリアのトルコ国境に近い町のひとつコバーニー近郊で、金曜日だけで39の村を占拠し、彼らの手に落ちた村の数は60に及んでいる。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:35403 )