ダヴトオール首相、バルザーニー北イラク首相と会談
2014年09月29日付 Radikal 紙


イラク・クルド地域政府(=北イラク・クルド自治政府)は、ダヴトオール首相とバルザーニー首相の会談に関連しおこなった発表で、「クルディスタン地域とトルコの間で、エネルギー及び天然資源の分野での協力関係を強化する方向で、意見の一致をみた」 ことを明らかにした。

イラク・クルド地域政府は、アフメト・ダヴトオール首相とネチルヴァン・バルザーニークルド自治政府首相との会談について発表を行い、「バルザーニー首相とダウトオール首相は、政治、経済、ビジネスの関連分野での共同事業を拡大し、継続すること、クルディスタン地域とトルコとの間で、エネルギー及び天然資源の分野の協力関係を強化すること、そのためにあらゆる便宜をはかり、必要な処置をとることで意見の一致をみた」ことを明らかにした。

クルド自治政府の公式サイトでの発表は、ダヴトオール首相が「トルコは、クルディスタン地域とおこなう共同事業や合意したすべての協定を、最後まで順守する」と語ったことに言及した。

■ペシュメルガへの支援は重要

同発表(クルド地域政府)では、イラク・シリア・イスラム国家(ISIS)に対して結成された国際的有志連合の重要性が強調され、以下のことが述べられた。

「ペシュメルガのテロリスト組織との戦い、以前に支配下に置いた多くの地域から後退したこと、イラクでの政治的進展や新しい政府、そして中東情勢などについて詳細な議論がおこなわれた。一方、世界各国の政府による、テロリズムとの戦いにおけるペシュメルガへの支援が大変重要であることが強調された」。

■「さらなる支援が必要」

会談では、またクルド人地域での避難民の悲劇的な出来事と、トルコがおこなった支援が検討されとし、以下のことが伝えられた。

「バルザーニー首相は、イラクと国際社会にはさらなる支援をしてもらう必要があると語り、トルコに対し、(トルコがおこなった)支援に感謝した。バルザーニー首相は、クルディスタン地域は避難民に対するトルコのさらなる支援を期待するということも付け加えた」。

■共同事業で意見の一致

発表では、ダヴトオール首相とバルザーニー首相が、アルビルとアンカラとの間における様々な関係についても話し合ったことが伝えられた。すなわち、

「バルザーニー首相とダヴトオール首相は、政治、経済、ビジネス(の分野)での共同事業を拡大し、継続すること、クルディスタン地域とトルコとの間でのエネルギー及び天然資源分野での協力関係を強めること、そのためにあらゆる便宜をはかり、必要な処置をとることで意見の一致をみたと語った」。

世界経済フォーラムの創設者のクラウス・シュワブ会長とダヴトオール首相の招待によってイスタンブルを訪問したバルザーニー首相には、クバト・タラバーニー副首相、アシティ・ハウラミ天然資源大臣、レバズ・ムハメト・ハムラン財務大臣、アリ・シンディ計画大臣、ファラ・ムスタファ外務担当、サフィン・ディザイ政府広報官が同行した。

バルザーニー首相と同行者の一団は明日も開催されるフォーラムのパネルに参加する予定だ。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:35434 )