エボラ疑惑のトルコ人船員、死因はマラリアと判明
2014年10月01日付 Radikal 紙

チャナッカレ海峡のエーゲ海への入り口にあるボズジャアダ西側の船中で高熱の症状が現れ、エボラ出血熱の疑いで病院に搬送され、「マラリア」と判定された船員ヤヴズ・ドゥルムシュさん(28)が死亡した。

カメルーンからイスタンブルのトゥズラへと戻るトルコ国旗を付けた貨物船カルシュヤカ号の船長は、昨日10時ごろ港運業務中央省への無線で船の乗組員ヤヴズ・ドゥルムシュさんが高熱の症状が出ていると伝えた。

病人の搬送のため、沿岸警護チャナッカレグループの指令本部に属する沿岸警護23ボートと衛生隊員らが派遣された。
感染予防のためマスクと手袋をつけた隊員らによってボートに搬送されたドゥルムシュさんは、まずチャナッカレヨット港へ運ばれた。エボラ出血熱の疑いのため、ドゥルムシュさんはここで待機していた救急車には乗せられず、港へ全装備の救急車と医療チームが呼ばれた。港へ現れた特別防護服を着た医療チームは救急車のストレッチャーをボートへ乗せた。

高熱の症状が見られた患者は特別ストレッチャーへ乗せられたのち救急車でチャナッカレ国立病院急患サービスへ運ばれ治療が施された。ドゥルムシュさんは血液検査で膵臓の炎症と診断され、今日死亡した。ドゥルムシュさんを再度綿密に調べ、検査を行った医師たちはマラリアと診断を下した。遺体解剖が行われる必要性は見られなかった。リゼ出身であることが判明したヤヴズ・ドゥルムシュさんの遺体は故郷から来た家族へ引き渡されたという。

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( 翻訳者:竹田史佳 )
( 記事ID:35462 )