トルコ軍、「イスラム国」迫撃砲へ反撃
2014年10月05日付 Milliyet 紙


トルコ国軍(TSK)は、トルコの領土に落ちた迫撃砲がどこから発射されたかを、AN-TPQ 36レーダーで即座に明らかにし、自走砲T-155フルトゥナで攻撃している。トルコ側に砲撃を行ったと断定されたISIS(イスラム国)の車2台とPYD関連組織であるYPGの部隊の砲台が攻撃された。

トルコ国軍(TSK)は、トルコの領土に落ちた迫撃砲に同等の反撃を加えている。トルコ側への砲撃が発された場所は、国境に配備されたAN-TPQ26レーダーで即座に発見され、自走砲T-155フルトゥナで攻撃された。今日(4日)まで、TSKによってISISとPYD関連組織であるYPGが行った砲撃にフルトゥナで何十回もの反撃が行われたことが明らかにされた。

トルコ軍筋は、トルコに対するシリアからの攻撃が行われた場所の座標を明らかにするために、F-16戦闘機は必要でないこと、国境に配備されたAN-TPQ-3レーダーで即座に発見され、フルトゥナの榴弾砲で即座に反撃が加えられたことを明らかにした。TSKの情報によると、トルコ側に攻撃を行ったと断定された2台のISISの車両と、YPDが使用している砲台が攻撃されたという。同筋は、TSKが行われた攻撃と発射された迫撃砲に反撃を加えるのに際し、一切の差別が行われていないと明らかにした。トルコ軍筋は、トルコの領土に迫撃砲が発射されたことは誤りというより悪意ある目的であると明らかにし、YPGによって発射された直近の3発の迫撃砲が、トルコの戦車の間に落ち、戦車部隊を移動させて反撃したと述べた。
政府にもたらされた情報の中には、コバーニー(アイン・アルアラブ)の路地には多くの遺体が見られ、ISISとYPGの部隊の間で市街戦が始まっているという情報もある。

■スレイマン・シャーに介入

TSKのスレイマン・シャー駐屯地に攻撃が行われる可能性に対し、軍事介入の計画も準備されている。国境のフルトゥナはスレイマン・シャー駐屯地周辺の座標に焦点を合わせて待機している。さらに介入を目的とした飛行隊も待機している。この部隊はシコルスキー・ヘリコプターによってスレイマン・シャー駐屯地に上空から部隊を降下させるとともに、コブラ・ヘリコプターも保護のため計画されている。一方で、トルコの戦闘機がこの地域に3から5分以内に到着することも強調されている。軍の情報筋は、スレイマン・シャー駐屯地と常に連絡をとっていることも明らかにし、同地の部隊は安全な状況にあり、心配はしていないとも述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:35489 )