議員たちの新たな報酬発表
2014年10月19日付 Radikal 紙


2015年、国会議員の年金は9.5パーセント、給与は7パーセント増額となる。年金を受給しながら仕事を続ける議員の給与は2万3200リラ(約110万円)にものぼる。

トルコ大国民議会(TBMM)に提出された予算案により、国会議員の毎月の年金支給額と給与額の2015年の増加分が明らかとなった。

ハベルチュルク新聞のアフメト・クヴァンチ記者の記事によると、国会議員の年金は9.5%、給与は7%増額となる。年金を受給しながら、仕事を続ける議員の手に渡る月収総額は1700リラ増で2万3200リラにのぼる。

年度予算案が提出され、2015年の大統領報酬や公務員手当に伴い、年金支給額も明らかとなった。これによると大統領の月額総報酬は3万9950リラ(約190万円)から4万4750リラ(約210万円)に上昇する。税額が差し引かれた後は大統領の振込報酬は毎月約2万9000リラ(約140万円)となる。

■ギュル元大統領は毎月1万7500リラ(約83万円)の年金

歴代大統領の年金支給額を見ると、アフメト・ネジデト・セゼル、シュレイマン・デミレル、ケナン・エヴレン、アブドゥッラー・ギュルの毎月の年金支給額は1万5980リラ(約76万円)から1万7500リラへ、また歴代首相のビュレンド・ウルス、メスト・ユルマズ、タンス・チルレル、ユルドゥルム・アクブルトや元国会議長らの毎月の年金支給額1万1985リラ(約57万円)から1万3125リラ(約62万円)へ増額される。1月以降毎月、故トゥルグト・オザル元大統領の妻セムラ・オザルさんへは1万3125リラ、故ビュレント・エジェヴィト元首相の妻ラフシャン・エジェヴィトさんへは9844リラ(約47万円)の年金が支給される。

■国会議員の給与だけで1万5000リラ(約71万円)にものぼる

国会議員の現在の追加手当に加え、7,479リラ(約35万円)の毎月の年金支給額は1月から8,190リラ(約39万円)に増える。現職の議員は過去の制度により、最低25年納付を行えば年金支給の対象となり、給与に加え、毎月の年金手当を受け取ることができる。国会議員の給与額は、今年は1万4000リラ(約67万円)だが、来年1万5000リラ(約71万円)に増える。

■400人の国会議員が年金受給者でもある

現在現職の国会議員536名のうち、約400名が年金も受け取っている。また、100名以上の議員は年齢を満たしていない、もしくは勤続年数が25年に満たないため、通常の給与のみが支給されている。このグループに入る国会議員の給与額も1月、1000リラ(約4万8千円)増額される。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:星井菜月 )
( 記事ID:35612 )