エスファハーン連続酸通り魔事件に隠れた手—アシュタリー司令官、4名の女性の被害を確認(上)
2014年10月19日付 Iran 紙


女性・家族問題担当副大統領「女性への暴力には、何らかの対策が必要」

【ショック班】オートバイに乗った人物らによって、若い女性らへの酸による連続襲撃事件がエスファハーンで起きていることに対し、〔フェイスブックのような〕ソーシャル・サイトでは懸念の声や、犯人らの抑止・身元割り出しに向けた早急な行動を求める声が上がっている。

 こうした懸念の声と時を同じくして、イラン警察長官代理は「女性に対する酸かけ事件が4件発生している。警察は入手した手がかりを使って、速やかに事件の犯人らの足取りを追跡するつもりだ」と述べた。

〔‥‥〕

エスファハーンの女性たちの懸念

 エスファハーンの女性たちは、どのような罪を働いたら、オートバイに乗った酸かけ魔の襲撃の標的となるのか、見当もつかない状態に置かれている。4人の女性たちはここ1ヶ月弱の間に〔襲撃されており〕、彼女たちは皆、車の運転席に座っていた。彼女たちはまた、暑かったために車のウィンドウを半分近く開けていた。警察が4件の連続酸通り魔事件に直面する中、〔フェイスブックのような〕ソーシャルな空間では、被害者たちはバッドへジャービー(ヘジャーブが乱れた状態)だったとされていることが原因で襲撃されたのではないかとの噂が、広範囲にわたって取り沙汰されている。

※訳注:女性らの服装の乱れ(バッドヘジャービー)を「懲罰」し「抑止」する目的で、極右組織の構成員らが組織的に女性たちを襲撃しているのではないか、との噂が流れていることを指す。最近、アンサーレ・ヘズボッラーと呼ばれる極右組織が、イスラームの「善を命じ悪を禁ずる」の教えを実践するべく、バッドヘジャービー取り締まり活動を自主的に行うと発表したことが、こうした噂の背景にある。

つづく


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( 翻訳者:TYN2009 )
( 記事ID:35697 )