北イラク・ペシュメルゲ部隊、トルコ入り―お祭り騒ぎ
2014年10月29日付 Radikal 紙


ハブル国境門から早朝5時45分頃に車列40台でもってトルコに入国したペシュメルゲ民兵は、数時間にわたる移動で、途中のシュルナク県シロピ郡とジズレ郡、マルディン県ヌサイビン郡とクズルテペ郡、シャンルウルファ県ヴィランシェヒル郡からスルチ郡まで到達した。

ペシュメルゲ民兵が通った道では、何千人もの市民の喜びの声が夜になっても続いた。特別機動隊が装甲車で同行したペシュメルゲ民兵はシャンルウルファのヴィランシェヒル郡についにたどりつき、盛大に迎えられた。

■「ビジ・セロク・オバマ(オバマ大統領万歳)」というスローガンでもって迎え入れられた

ペシュメルゲ民兵らは、シャンルウルファで彼らを待っていた大勢の人びとによって「万歳、オバマ大統領」という意味であるクルド語の「ビジ・セロク・オバマ」というスローガンで迎えられた。花火が打ち上げられ、「クルディスタン万歳」、「YPG(人民防衛隊、PYDの武装組織)、PKK(クルディスタン労働党)、YPJ万歳」、「ペシュメルゲ民兵万歳」といった掛け声で迎えられたペシュメルゲ民兵は、ヴィランシェヒルを一時間かけて通過した。

■ペシュメルゲ民兵はスルチ郡までたどりついた

北イラク・クルド自治政府(IKBY)によってコバーニーに派遣され、イラクのアルビール県から行動を開始した重武装のペシュメルゲ民兵は、スルチ郡の入り口にあるオンビル・ニサン地区に到着した。
ペシュメルゲ民兵は、警察と憲兵隊による警戒態勢の下、国境地区で空路でトルコへやって来た部隊と合流するために動き出した。移動中周囲で待ち受けていた人びとは、ペシュメルゲ民兵をよろこんで迎え入れた。
救急車1台を含む38台からなる車列は、郡中心地で手続きを行った後、ミュルシトプナル国境門からシリアのコバーニー郡へ向かうと思われる。ペシュメルゲ民兵の車には重機関銃、カチューシャ(自走式多連装ロケット砲)、迫撃砲などを含む多数の武器が積まれていたことが目撃された。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:足利阿紀 )
( 記事ID:35721 )